くぅちゃんを見守り、応援してくださっている全ての皆さまへ。
日頃より、くぅちゃんを見守ってくださり、
温かい応援とご支援を本当にありがとうございます。
今日は、皆さまに大切なご報告があります。
9月14日、午前8時30分ごろ、くぅちゃんは私たち夫婦に見守られながら、
5歳4ヶ月1日という生涯を精一杯生き抜いて、虹の橋を渡りました。
9月12日、13日と、日を追うごとにくぅちゃんは弱っていきました。
それでも、12日は日課の日向ぼっこをしながら、少し秋を感じる朝の風を浴びて気持ちよさそうに過ごしてくれたり、「くぅちゃん」と呼びかけると小さな声ですが振り絞るように「くぅ。」
と鳴いて応えてくれました。
13日には食欲が全く無くなり、うんちもおしっこも出なくなりました。
それでも、呼びかけるとしっぽを少し動かして応えてくれるのが「ちゃんと聞こえてるよ。」と言ってくれているようでとても嬉しかったです。
夕方、くぅちゃんが大好きなティッシュをくしゅくしゅ丸める音を立てると、動けない体で一生懸命音のする方に耳を向け、少しだけ顔を動かしてくれました。
その姿に、どんなに体が辛くても「遊びたい」という気持ちを見せてくれたくぅちゃんに、
胸がいっぱいになりました。
14日、朝7時ごろ、2時間おきの寝返りを済ませてくぅちゃんを見るとスヤスヤと眠ってくれていました。
7時30分ごろ、夫が私を呼ぶ声が聞こえて飛び起きると
くぅちゃんが大きな痙攣をおこしてしまっていました。
大きな痙攣がおきた時のために、主治医の先生から処方していただいていた鼻に霧状に吹き付ける痙攣止めの薬をすぐに使用しました。
「くぅちゃん、大丈夫だよ。そばに居るからね。」と声をかけ、夫がくぅちゃんの体、私がくぅちゃんの頭を優しく撫でながらしばらく様子を見守ると、少しずつ痙攣がおさまりました。
8時30分を過ぎれば、病院と連絡が取れるのでそれまで見守ることにしました。
夫はくぅちゃんの体をずっと撫でてくれていました。くぅちゃんの頭を撫でていた私は、温かくてふわふわしたくぅちゃんの触り心地に気持ちよくなってしまい、少しウトウトしてしまいました。
8時30分の少し前、「はっ!寝てしまっていた!」
と思って私が飛び起きたのと同時に、くぅちゃんが突然大きく口を開けて顔を上に向けたかと思うと、吐きそうに「オェッ」という顔をしました。
夫と2人で「くぅちゃん!気持ち悪いの!?くぅちゃん!」と呼びかけると、くぅちゃんは大きくひとつ息をはき、そのまま眠るように動かなくなりました。
胸を触って確認してみても、やはり心臓は止まっていて、旅立ったんだなと実感しました。
くぅちゃんの前では泣かないと決めていたのに、夫も私も溢れる涙を止められませんでした。
「くぅちゃん、よく頑張ったね」
「もう、痛い思いも苦しい思いもしなくていいからね」
「私たちの家族になってくれてありがとう」
「ずっとずっと、大好きだよ」
くぅちゃんに伝えたい想いを、精一杯伝えました。
その後、まずは病院へくぅちゃんが虹の橋を渡った事を伝えました。
電話を取ってくれたスタッフの方は、「報告の連絡をくださり、本当にありがとうございます」と何度もおっしゃってくださいました。
それから、夫と2人でくぅちゃんの体を綺麗に拭きました。
くぅちゃんは本当に眠っているようで、何度見ても呼吸でお腹が上下に動いているように見えてしまい、その事を夫に話すと、夫も同じ事を考えていたようでした。
くぅちゃんの治療方針を緩和治療に切り替えた時、私たち夫婦は、
“くぅちゃんができるだけ苦しむこと無く、穏やかに、リラックスして最期の時まで過ごせますように”
“最期の時は、どうか、私たちがくぅちゃんを見守りながらお別れできますように”と願いました。
くぅちゃんは、本当は苦しかったし痛かったかもしれません…
でも、私たちから見たくぅちゃんは、苦しむ時間はほんのわずかで、穏やかに最期の時を迎えられたのではないかと思っています。
また、私がウトウトしてしまっていた時も、くぅちゃんは待っててくれたのだと感じました。
最後の最後まで、くぅちゃんは精一杯生きて、
そして私たちのために一生懸命頑張ってくれたと思いました。
14日は、家族皆んなで一緒に過ごしました。
くぅちゃんをノア(お兄ちゃん)に見せると、クンクンと匂いを嗅いでみたり、
少し遠くからジッと見つめたりしていました。
しばらくすると、くぅちゃんの側で寝はじめて、1日中くぅちゃんに静かに寄り添ってくれました。
ノアなりに、くぅちゃんとの最後の時間を過ごしてくれているんだなと感じて
胸がギュッと締め付けられました。
15日の14時30分からくぅちゃんとのお別れ会をしました。
くぅちゃんのイメージカラーである黄色のお花、大好きだったチュールと黄色いひよこのぬいぐるみ。
それから、夫と2人でティッシュをくしゅくしゅ丸めてくぅちゃんの足元に入れました。
虹の橋を渡ったあと、大好きなチュールを沢山食べて、ぬいぐるみやティッシュで思い切り遊んでくれますようにと願いました。
くぅちゃんには、最後に
「くぅちゃん、本当にお疲れ様でした。うちの子になってくれてありがとう。またいつでもうちの子に戻ってきていいからね。待ってるよ。大好きだよ。」
と伝えました。
くぅちゃんが使っていたベットやゲージ。
冷蔵庫に残った、まだ飲みかけのミルク。
そして、2時間おきに「寝返りとご飯の時間だよ」と知らせてくれるアラーム。
何気ない日常のひとつひとつが、今は「もう、くぅちゃんはいないんだ。」
という現実を突きつけてきます。
ふとした瞬間に「くぅちゃん、体調どうかな」と思わず考えてしまったり、
夜中に「くぅちゃんが鳴いたかも!」と飛び起きてしまうこともあります。
そんな時、胸が締め付けられるように苦しくて、涙が止まらなくなることもあります。
でもそれは、くぅちゃんと過ごした5年4ヶ月と1日という日々が、
どれほど幸せでかけがえのないものだったのかの証でもあります。
これからは、寂しさと向き合いながらも、くぅちゃんがくれた沢山の思い出を胸に、
少しずつ前に進んでいこうと思います。
クラウドファンディングのプロジェクトを通じて、くぅちゃんが多くの方から愛され、そして応援していただき、幸せな時間を過ごすことができたと思います。
私たち夫婦も、皆さまからいただいた温かいお言葉やご支援に何度も救われ、励まされ、
ここまで歩んでくることができました。
くぅちゃんと、私たち夫婦が、最後まで頑張ることができたのは、
応援してくださった皆さまのおかげです。
心から感謝しています。本当にありがとうございました。
これからも、くぅちゃんとの沢山の思い出を胸に、
かけがえのない”今”という時間を大切に過ごしていきたいと思います。
どうか、虹の橋を渡った先でくぅちゃんが幸せに過ごしていることを
一緒に願っていただけたら嬉しいです。

