不安な“ねぇね”にそっと寄りそうれおくん【写真提供:れお(@imleo000)さん】不安な“ねぇね”にそっと寄りそうれおくん【写真提供:れお(@imleo000)さん】

 愛犬は、ともに過ごした家族のことを覚えているもの。ところが、離れて暮らす時間が長くなると、ときには予想外の反応を見せることもあります。X(ツイッター)では、半年ぶりに帰省した娘さんに対する柴犬の反応が1万件もの“いいね”を集めて話題になっています。いったい何が起こったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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感動の再会! とはならなかった柴犬の反応

「悲報 半年で“ねぇね”を忘れたれおwww」

 そんなコメントと共に投稿された動画には、車の後部座席でくつろぐ柴犬が映っています。半年ぶりに帰省した“ねぇね”が頭を撫でると……感動の再会となるかと思いきや、いぬは歯を見せて怒ったような表情に。

 そこで、“ねぇね”が撫でる手をいったん離すと、表情はすぐ穏やかに戻りました。しかし、再び撫でられると、またもや歯を見せ、警戒心むき出しの険しい顔に。大切な家族を忘れてしまったのか、戸惑いと警戒が入り混じった反応を見せています。

 この動画がXに投稿されると、1万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「ホント……悲報だわ」「“ねぇね”ショック」「これはおこですわ」など、同情する声が多数寄せられています。

半年ぶりの再会でまさかの“むきむき顔”の「れお」くん

“ねぇね”をすっかり忘れて敵意むき出しのれおくん(スクリーンショット)“ねぇね”をすっかり忘れて敵意むき出しのれおくん(スクリーンショット)

 話題となったのは、3歳の柴犬の男の子「れお」くん。飼い主さんによると、ビビりで人見知りな性格だとか。一方、“ねぇね”とは飼い主さんの娘さんのこと。大学進学をきっかけに今年4月から一人暮らしをしており、この日は初めての帰省だったそうです。

 これまで「2人」の関係は良好で、大学の合格発表前日には不安なねぇねに、ぴったりとくっつき、優しい表情を見せることもありました。「れおは、“ねぇね”に従順で、いつも寄り添っていました。寝ていても、“ねぇね”の自転車の音が聞こえたら絶対起きていました」と振り返る飼い主さん。

 そこで、半年ぶりに帰省する“ねぇね”を家族みんなでお迎えに行き、れおくんと“ねぇね”の感動の再会シーンを撮ろうと思い動画を回したところ、まさかの展開になってしまったそうです。

「“ねぇね”は『なんでなーん』と言っていましたが、久しぶりに会ったのと、車の中ということで、れおも“むきむき”しているんだと思い『家に帰ったら思い出すよ』と言いました」

 しかし、家に着いても状況はすぐには変わらなかったようで……。

「家に帰っても相変わらず“むきむき”していて、“ねぇね”が『なんでなーん』と顔をスリスリしたら、軽く唇を噛まれていました。それでもれおから離れることなく、ずっと撫でていましたね」

 もっとも飼い主さんは、れおくんの性格を熟知。チャームポイントは、短いマズルと“むきむき顔”というだけあって、この対応は、想定していたとか。

 それでも帰るころには、クールな表情を見せながらも、抱きつく“ねぇね”を受け入れていたれおくん。次回の帰省では、“ねぇね”をすぐに思い出してくれると良いですね。

○取材協力:れお(@imleo000)さん

(Hint-Pot編集部)

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