いつも当協会の補助犬育成事業に対し、温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます!!
今年度の「ほじょ犬育成応援プロジェクト2025」クラウドファンディングも、いよいよ残り3日。現在、達成率は87%まで到達しております。皆様の後押しに、職員一同、心より感謝申し上げます。
この3ヶ月間も、皆様からのこれまでのご支援によって、活動を着実に進められました。酷暑のため、散歩は早朝に、訓練は室内を中心に行うなどの工夫をしており、ユーザーさんにも犬たちのケアには一層気を配ってもらっています。
今回はこの3ヶ月間の主だった活動を報告します。
<年一回の健康診断を実施>
5月~6月にかけ、ユーザーさんは近隣の動物病院で、協会で暮らす全ての候補犬や老犬は訓練センターにて、健康診断を受けました。健康チェックを欠かさず行い、犬たちが元気で長生きできるように、日々努めております。
<新たな仲間、パピーの受け入れが決まりました>
先日、新たな候補犬となる子たちが、姉妹校のビクトリア盲導犬協会からやってきました。
3頭のラブラドールレトリバーです。この子たちがどんな犬生を歩むのか、まだ始まったばかりです。新たな仲間として元気に育ってもらえるよう、愛情を込めてお世話をしていきます。
また、聴導犬の候補犬(トイプードル)が、パピーファミリーの元を巣立ち、訓練所に入所しました。
ベテランパピーファミリーHさんご夫婦は今回で16頭目です。
担当訓練士からは「パピーの頃と変わらず、人が大好きで明るい性格♡」と言っていました。今は初めての場所や環境での順応性など、様々な角度から適性評価を行っています。その評価をクリアしたのちに聴導犬としての訓練が始まります。パピーファミリーをはじめ、パピーファミリーの地域の皆様などさまざまな愛を受けて育った候補犬を、社会の財産として大切に育てていきたいと思います。
<引退盲導犬フェイちゃんの四十九日のお参り>
5月に19歳5ヶ月で天寿を全うした、盲導犬の引退犬フェイちゃんの四十九日のお参りをしました。
フェイちゃんは10歳まで盲導犬としてユーザーさんを支え、引退後はボランティアさん宅や協会の老犬ホームで穏やかに暮らしていました。協会内の納骨堂には、フェイちゃんをはじめ、たくさんの犬たちが眠っています。彼らはいつまでもずっと大切な仲間です。
<酷暑の中での過ごし方>
今年の夏は例年以上の酷暑でしたね!犬は人間以上に暑さには弱いため、日中の散歩はとてもできません。この期間、訓練士は早朝5時に出勤し、朝もやの中をドッグランを走らせ、運動不足を解消させます。
また、敷地内にミニプールを開設し、少しでも犬たちがストレスを発散できるように工夫しています。
今回のクラウドファンディングで皆様から頂いたご寄付は、こうした日々の活動費として大切に使わせて頂きます。私たちは、補助犬との暮らしを望む一人でも多くの方の願いを叶えるため、犬の一生に責任を持ち、今後も事業を進めてまいります。
本プロジェクトも残り3日となり、目標達成まであと13%、十分に目標達成可能なところまできております。皆様、最後のひと押し、引き続いての伴走、応援をよろしくお願いいたいます。