鶴ヶ峰・喜久屋青果店 看板猫の記録が蘇る 「めいちゃん」の写真展で賑わい戻った〈横浜市旭区・横浜市瀬谷区〉

看板猫の記録が蘇る

引退後も、名物看板猫の人気は健在だ――。

7月いっぱいで閉店した、相鉄線鶴ヶ峰駅前の「喜久屋青果店」があった場所で8月9日から16日まで、同店の看板猫の写真展「めいちゃんまつり」が開催され、多くの人でにぎわった。=写真

「めいちゃん」は約9年前から同店の”店長”を務め、常連客を中心に親しまれてきた。また、そんな様子を店主の家族がSNSで投稿したところ、日本全国のみならずウルグアイから、めいちゃんを目当てに店を訪れた人もいたという。

「お盆の時期にイベントができたら」という店主の家族の希望から実現。”主役”は不在だったが、同店スタッフや常連客などがこれまで撮影した写真約500枚が、店内に所狭しと飾られていた。

東京都から訪れた40代男性は「5年ほど前から店に通っていた。閉店は寂しいが、写真展をやってくれてありがたい」と述べた。

今回のイベントに写真を出展した、南区在住の信清正充さん。約5年前から同店に通い、めいちゃんの写真を撮ってきたという。「常連との触れ合いやぽっちゃりした体形など、撮っていて楽しかった。写真展を通して、みんなのめいちゃん愛を感じた」と語った。

店主宅で「のんびり」

閉店に合わせ、めいちゃんは店長を引退。現在は店主の中村寿男さんの家で暮らす。中村さんによると、「家には他にも猫がいるが仲良くやっていて、リラックスしている」という。今後は「機会があれば、今後も写真展に出展できれば」と話す。

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