ネクストゴール達成のお礼(7/8追記)
保護ねこ広場にゃん福°の八木と申します。
皆様の温かい応援、ご支援のおかげで、ネクストゴールとして掲げていた【500万円】を達成することができました。心よりありがとうございます。
実は、最初は300万円ものご支援が本当に集まるのか、不安でいっぱいでした。けれど、皆さまの温かい応援のおかげで、公開からわずか20日で第一目標の300万円を達成することができました! さらにその後も挑戦を続け、7月8日(火)にネクストゴールの500万円を達成することができました。
300名を超えるたくさんの方々に支えていただき、一人ひとりの想いが集まって、ここまで来ることができました。本当にありがとうございます。感謝とともに、大きな責任も感じています。
今回のクラウドファンディングを通じて、傷病を抱えた猫たちに最後まで寄り添い、どんな状況でも「治療を諦めない」という私たちの想いが、皆さまにも届いていることを強く感じています。猫たちは言葉を話せない分、私たちが声をあげ、行動するしかありません。そんな活動を、これほど多くの方が支えてくださっていることが、何よりも大きな力です。
ネクストゴール達成後、新たなゴールを設定する予定はありませんが、皆さまからいただいたご支援は、引き続き保護猫たちの医療費や団体の運営費として大切に活用させていただきます。
保護した猫たちが健やかに過ごせるよう、医療の知識や食の知識をさらに深め、これからも努力してまいります。
クラウドファンディング終了の7/11(金) 23時まで、残り3日ございます。
皆さまの優しい想いを胸に、最後までラストスパートを駆け抜けます!
引き続き応援、ご支援をいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
プロジェクトページには一部、怪我や病状が強く表れているお写真が含まれておりますので、ご注意ください。
医療的なケアが必要な保護猫たちの最後の砦
ページを訪問いただき、ありがとうございます。保護ねこ広場にゃん福゜の八木章与と申します。
多摩地区日野市内を中心に活動している保護ねこ広場にゃん福゜には、傷病猫や高齢猫、障がいを抱えた猫たちなど、医療的ケアを必要とする保護猫たちを中心に115匹の猫が暮らしています。
健康な猫は他団体に引き取っていただいたり、譲渡したりしているため、ここには「今すぐ医療が必要な子たち」だけが残っています。
どの子にも最期まで手を尽くしたい──。
しかし医療費は膨大で、継続的なケアが必要な子も多く、また突然のシェルター移転や助成金満了などのタイミングが重なってしまったため、資金は限界に近づいています。
「助からないかもしれない」そんな子にも、できる限りの治療を届けるために。
私は絶対に医療を諦めたくありません。
にゃん福゜は、命に最後まで向き合う場所であり続けたいのです。どうか、医療を届けつづけることができるシェルター維持のための挑戦にご支援、応援を何卒よろしくお願いします。
保護ねこ広場にゃん福゜の活動について
にゃん福゜の現在の活動
にゃん福゜はTNR(捕獲、不妊手術、リリース)活動を通じて、地域社会の猫問題に積極的に取り組んでいます。現在はオープンしていないのですが、保護ねこカフェにゃん福゜を始めてからは特に多くの大切な仲間たちと出会いがありました。
保護ねこカフェにゃん福゜オープンの時のご縁でつながったボランティアさんは今でも猫たちのお世話を手伝ってくれています。ボランティアさんたちの献身的なサポートがなければ、日々の運営は非常に困難だったと思います。猫たちの部屋を清潔にし、健康管理を行い、遊び相手にもなってくれることで、猫たちに安心できる環境を提供することができています。
またTNRの活動を通じて、コアメンバーの観興寺さんとも出会うことができ、ともに活動できる仲間として深い絆を築くことができました。ボランティアさんたちとの出会い、ともに活動できる仲間はにゃん福゜にとって大きな財産です。
TNRで保護した子猫や人慣れした元気な子は、他団体さんや個人で活動されている方に保護をお願いしています。シェルターはスペースに限りがありますので、里親さんを見つけやすい子は他団体さんや個人で活動されてる方に協力いただき助けていただいています。おなじく猫たちのために活動している仲間なので、他市や市内で活動されている方との連携も大切にしたいと思っています。
また譲渡については、譲渡先へのお届けの際のストレス軽減や、万が一の脱走等のトラブル時にこまめなサポートができるように、基本的になるべく近くの里親さんのもとにお届けしています。


TNR活動はまだまだ必要です。

TNRの時の様子
子どもたちへの啓蒙活動も行っています。
【団体実績
・保護数:807匹
・譲渡匹数:595匹
・TNRリターン数:1,950匹
【保護ねこ広場にゃん福゜の歴史と背景】
2014年:猫たちが新しい家族を見つけるための場として、保護ねこカフェにゃん福゜をオープン
2015年:翌年、大人猫・子猫の引き取り依頼が100匹以上に達し、毎年この数が来たら存続可能ではないことを痛感。猫たちの未来のために、新たなステップが必要でした。
2016年:保護ねこカフェにゃん福゜を閉店し、TNR(捕獲、不妊手術、リリース)に特化することを決断しました。保護ねこカフェにゃん福゜で保護された猫たちは、シェルターで暮らしながら、里親を探すことになりました。
2021年:50匹の多頭飼育崩壊に着手、1歳未満はすべて里親さんが決まり大人猫は待機猫として現状維持。
2024年:
・高幡動物病院さんでラブとハッピーさんと合同譲渡会を開始するとともにペット同行避難の啓発活動を開始。
・日野市三沢テナントビルより戸建てへシェルターを移転
※TNR活動・・・T(トラップ=捕獲)・N(ニューター=不妊手術)・R(リターン=捕獲場所へ戻す)の略。
にゃん福゜の活動のきっかけ
2011年に初めて猫と暮らし始めたことがきっかけで、猫について調べ、迎え入れるための準備を学びました。その中で、外で生活する野良猫たちの厳しい現実を知り、これまで無関心だった自分に愕然としました。
その後職場の近くで犬猫20匹のブリーダー崩壊のレスキューや、ある保護猫カフェのオープニングのお手伝いに参加する機会を得ました。この経験は、私にとってさらなる刺激となり、保護猫活動への関与を一層深めるきっかけとなりました。
その保護猫カフェのオーナーは今でも精力的に活動されていてとても尊敬しています。そしてお手伝いに行っているシェルターの子たちにも早く里親さんとの出会いがあったらと思い、保護猫カフェをオープンすることを決めました。

保護ねこカフェにゃん福゜当時の様子

ブリーダー崩壊でレスキューした子を数匹引き取りました
保護ねこカフェにゃん福゜をオープン
資格や準備で時間がかかりましたが、2014年12月に日野市三沢で「保護ねこカフェにゃん福゜」をオープン。オープンするまでに、SNSで知り合った猫友さんたちにも助けてもらい、改めて猫好きさんの猫愛のパワーに感動しました。猫友さんたちはオープン時、全国から駆け付けてきてくれました。
保護ねこカフェにゃん福゜のオープンにあたり受け入れたのは20匹の保護猫たち。その中には猫友さんの働く愛知県の動物病院に捨てられた「ようちゃん」と「かいくん」という生まれつき身体の不自由な子猫たちもいました。
この2匹は前足が曲がったままという障害があり、「ようちゃん」は後に心臓疾患も見つかり、1歳を迎えることなく虹の橋の下へ行ってしまいました。今でも忘れられない子のひとりです。残る1匹の「かいくん」はすぐに里親さんが見つかり、今もそのご家族と過ごしています。
現在は、保護ねこカフェにゃん福゜の運営を行なっておりませんが、その頃の多くの方との出会いは今の私たちの活動を支えています。

保護当時のようちゃん(左)/にゃん福゜でのようちゃん(右)


にゃん福°にお世話のボランティアに来てくれていた地域猫サークルの大学生たちが卒業のご挨拶に来てくれました。
保護ねこ広場にゃん福゜にいる猫たちに必要なこと
にゃん福゜はシェルターと預り宅とに猫たちが分散しています。メインシェルターで50匹、預かり宅3件で合計45匹を預かっていただいています。50匹の多頭飼育崩壊したおうちにもまだ19匹ほど残っており待機所としています。
シニアや持病がある子、事故等でハンデのある子、極度の怖がりで人間になれない子たちなど、里親さんへ繋がりにくい子たちが終生のおうちとしてシェルターで暮らしています。
設立時よりきもと動物病院さんにお世話になっており、色々な病気・怪我の治療をしていただき、私たちも学ばせていただいていております。最近では、近くに高幡動物病院さんが出来たため、治療だけではなく譲渡会場としても提供していただき、とてもお世話になっております。
医療費について
TNRで保護された猫たちとシェルターで暮らす猫たちには、医療ケアが必要です。予防接種、駆虫、不妊去勢手術、病気や怪我の治療など、医療費は大きな負担となります。また、長期間シェルターで暮らす猫は慢性腎不全等持病があり、里親の元に行けずに終生シェルターで暮らすことになります。在籍年月が10年近くになる猫もいます。
シェルターは一時保護だけではなく、おうちに行けない子たちのおうちとなるための場所でもあるので、将来的にも多額の医療費が必要になります。保護している猫の中には事故に遭い、継続的に通院を必要としている子たちもおり多額の医療費が必要です。

近年、日野市近辺では野良猫、子猫の数は減ってきましたが、時代背景として独居老人が亡くなり猫が残され、多摩地域自治体による依頼で保護に至るケースも多く、猫も高齢の場合も多いため医療ケアが欠かせません。猫に係る医療は、腎臓病や口内炎が特に多く、少しでも痛みが楽になるようにしてあげたいので、時には高額な医療も試したりしています。
そして突発的に必要となる事故猫、行き倒れ猫の保護など緊急レスキューで発生する医療費は高額なことが多々あるため、医療費の安定的な確保は猫たちの命を繋ぐことに直結します。
運営費について
シェルター(預り宅含む)を運営するためには、多大な維持費がかかります。建物の維持費管理費、光熱費、消耗品費など、毎月の経費は非常に高額です。そして猫たちの食費やトイレ砂、猫ベッドやおもちゃなど、基本的な生活用品も必要です。これらの経費は、猫たちの健康と安全を守るためには欠かせません。
さまざまな状態の子たちと出会い、多くの支援者さんと共にその生涯を支えています
|道端で倒れていたばた子さん
真夏のお昼頃のことです。いつも通りにお掃除を終えてボランティアKoさんは帰路に向かいました。しかし猫が倒れていると慌てて戻ってきました。大至急向かうと猫が道端でぐったりしていました。直ぐにペットボトルの水で冷やし、緊急で病院に連れて行きました。
片目が腫れ、もう片方は白濁、軽い熱中症、飢餓状態、爪はそろばんの玉のようになり、すべての肉球に食い込んでいました。先生が一生懸命に食い込んだ爪を切ってくれました。爪が肉球に食い込んだまま歩いていたなんて、どんなに痛かったことでしょう。目は見えてなさそうなので、爪とぎをほぼしてこなかったのでしょうか、どうやって生きてきたのか不思議なくらいです。しばらく入院した後、ばた子さんは復活してにゃん福゜で暮らすことになりました。その後しばらくは他の猫たちとのんびり楽しそうに過ごしましたが、高齢だったため保護から1年後に永眠しました。

退院直後のばた子さん

ばた子さんと療養中のラスカルくん
|七夕の日に受け入れることが決まったペル彦くん
ある年の七夕に知り合いの往診専門の獣医さんより「往診先で猫を保護してくれているけど、一時的に預かってほしい」との連絡があり、受け入れました。体調がよくなさそうなので病院に連れて行ったところ、ノミが酷く輸血が必要かもしれないとのことでした。男の子で10歳、去勢済み、低体温の状態です。何とかご飯は食べてくれましたがぐったりしていて元気がないので一晩持つだろうかと思いましたが頑張ってくれました。
保護した人によると、取り急ぎドックフードをあげたら食べていたそうです。ノミだらけでドックフードを食べるほどの飢餓状態になるまでお外を徘徊していたのかと思うと胸が詰まりました。一時預かりとなっていたので依頼してきた獣医さんにはこちらで受け入れることを伝え、七夕に来て真っ白の長毛でペルシャ猫風だったので「ペル彦くん」と名付けました。
首輪もしていたためお家猫さんだったと思いますが、探してる人はその後現れませんでした。少しずつですが体調もよくなり、元々おうちの子だったと思われることもあり、預かりさんに相談して預かっていただくことになりました。小柄でこんなか弱い子がノミとノミ糞だらけで何日なのか何カ月なのか何年なのかわかりませんがお外にいたことが衝撃でした。助けてもらえて本当によかったです。軽い腎不全と心疾患はありましたが、預かりボランティアさんの元で穏やかに過ごし、天寿を全うしました。

(左)保護当時のペル彦くん/(右)すっかり元気になったペル彦くん
|緊急レスキューされたホリベエくん
朝、身支度をしているときに「子猫がケガをして泣き叫んでいます」と電話がかかってきました。ホリベエくんは片腕が抜けてなく、ひとつ残った前足の肉球はボロボロ、後ろ足は複雑骨折、尻尾はちぎれた状態で泣き叫んでいるところを発見され、緊急レスキューされました。
虐待の可能性もあるので市と警察に通報をしてほしいと連絡してきた方にお願いし、急いで向かいましたが、先に来た警察が保護していました。警察に迎えに行くと悲惨な姿でしたがご飯は食べたとのことで、一縷の望みをかけ急いで病院に向かいました。入院は1カ月半ほどでした。
ある程度は回復しましたが、足の骨折については大学病院でないと対処できないとのことでした。大学病院となると多大な費用が掛かることになりますが、少し前から、事故に遭った「くーちゃん」、ケガをして緊急手術して保護した「クロリンくん」、2度の事故に遭った「スミトくん」等でお金が底をついておりましたので、心苦しかったのですが、SNSでご寄付をお願いさせていただき、大学病院に行けることになりました。
ご寄付いただいた方々には今でも涙が出るほど感謝しております。大学病院通いは半年ほどかかりましたのでFIP等も心配しましたが、ホリベエくんは本当に辛坊強い子で耐え抜いてくれました。今ではシェルター内をピョンピョンと走り回っています。
保護当時、病院にて

最近のホリベエくん。イケメンです。
クラウドファンディングへの挑戦で実現できること
これまでにゃん福゜の活動は多くの方からのご寄付、譲渡費用、スタッフの自己資金によって支えられてきました。これまでもひどい怪我や病気の子たちがいるときにはSNSを通じて、ご支援をいただいています。心より御礼を申し上げます。
2023年10月にテナントオーナーの事情により退去勧告を受け、シェルターの移転を余儀なくされました。シェルターとして賃貸の移転先を探すことは簡単ではなく、短期間での移転のためには物件を購入するしか選択肢がありませんでした。新しいシェルターを用意するためには、物件の購入だけではなく、保護猫シェルターとして使えるようにするためのリフォームが必要でした。そのためシェルター移転のタイミングでご寄付による貯えと自己資金をほぼ使い果たしてしまいました。
そしてほぼ同じタイミングで日野市よりいただいていた保護猫に対する医療費助成金も満期を迎え、今後の中長期的なシェルター運営についてプランを再度検討する必要があるタイミングです。計画的なクラウドファンディングの実施継続などを通じて、引き続きご寄付をお願いすると共に、保護猫たちを里親として受け入れることができなくても自分の応援したい猫たちをサポートできるフォスターペアレント制度の導入も検討してます。
しかし新たなシェルター維持計画を軌道に乗せるまでには時間が必要なため、まずは足元の保護猫たちの医療費、そしてシェルター運営費を募るべく、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。
第一目標金額:300万円
資金使途:
・保護猫たちの医療費とシェルターの運営費(2025年8月〜2026年3月分)
・クラウドファンディング諸経費

外に暮らす野良猫を減らし、保護猫を幸せに
これからも、にゃん福゜は猫たちの幸せを第一に考え、地域の仲間たちと協力しながら活動を続けていきます。私たちは、猫たちと人間が共存できる社会の実現に向けて、一歩一歩進んでいきます。
保護ねこ広場にゃん福゜の維持継続を目指して保護した猫たちが安心して快適に暮らせる場所を提供しています。この取り組みをさらに拡大し、より多くの猫を救うために、クラウドファンディングを成功させたいです。
そして何よりクラウドファンディングを通じて、より多くの人に保護猫活動を知っていただくとともに、ご支援をお願いすることで猫たちが快適に過ごせる環境を整えていくことができたらと考えています。ご支援・応援をどうぞよろしくお願いします。

保護ねこ広場にゃん福゜からのメッセージ

八木 章与
保護ねこ広場にゃん福゜代表
2011年に初めて猫と暮らし始めた時、私は猫のことを何も知らない初心者でした。しかし、インターネットで猫について調べ、迎え入れるための準備を学びました。その中で、外で生活する野良猫たちの厳しい現実を知り、これまで無関心だった自分に愕然としました。そんな折、東日本大震災が発生し、動物たちが苦しんでいること、その救援に向かう方々がいることを知り、何もできない自分に対して自問自答の日々が続きました。その後、知り合ったボランティアの方々を通じて、保護ねこカフェにゃん福゜を開くこととなりましたが、その過程でも多くの葛藤がありました。
それまで会社員として週2日の休暇で、連休には旅行にも出かけていた生活が一変します。保護ねこカフェにゃん福゜と猫活動に専念することで、仕事を辞め、貯えを投げ打ってまで猫活動を続けるべきか悩みましたが、「やらない後悔は一生だよ、やってみたら?」という家族の励ましもあり、踏み切ることが出来ました。
保護ねこカフェにゃん福゜オープン時には、3つの団体等から20匹の猫を預かりました。その中には、猫友が勤務する動物病院に捨てられた身体に障害のある猫が2匹いました。1匹はすぐに里親のもとへ行き、今でも元気に過ごしています。もう1匹はタイトルの写真の猫で「ようちゃん」です。1度はトライアルに行きましたが、体調を崩し、再び私たちのもとに戻ってきました。検査の結果、心臓に疾患があることが判明し、短い闘病生活の後に命を終えました。その経験は非常に辛いもので、保護して終わりではなく医療の大切さを痛感しました。
その後もFIPやパルボ、熱中症、白血病、癌など、どんなに努力しても救えない命がたくさんありました。しかし、少しでも痛みや苦しみを和らげられるのであれば藁にもすがりつく思いで、色々な治療法を探して試しています。
私たちにとっては多くの命ですが、その猫にとってはひとつ大切な命であるため、1匹1匹に丁寧に向き合いたいと強く思っています。猫たちに癒しという幸せをもらいこれからも一歩一歩大切に進んでいきたいと思います。ご支援・応援をよろしくお願いします。

観興寺 貴久美
保護ねこ広場にゃん福゜メンバー
私が保護猫活動をするきっかけはアパートのベランダに来た2匹の猫との出会いです。当時病気療養で休職中だった私は、猫たちにゴハンをあげてその姿をみることが楽しみになりました。暫くしたら子猫を連れて来て1日の大半をベランダで過ごすようになり、このままでいいのかな?とネット検索し、保護猫活動やTNR活動を知りました。
また暫くしたら母猫は妊娠してしまい、慣れていませんでしたがどうにか捕獲し近所の動物病院で避妊と堕胎手術をしてもらいました。その時に子猫も保護し、病院に相談して里親さんを見つけて頂きました。私が家族にできればよかったのですが、ペット不可のアパートだったのです。その後も猫たちはゴハンを食べに来てくれましたが、このままでいいのかなと思うようになり都内の譲渡会に行き相談しましたが、地元近辺で手一杯なので日野市のボランティアを探してみてと言われました。
その頃、にゃん福゜がオープンしたので状況を相談し、捕獲器を借り、あと1匹も手術し、それを機にご飯をあげていた2匹と共にペット可のテラスハウスに引っ越しました。その後にゃん福゜には週に1~2回お世話に行き、週末にTNR 活動をするようになりました。
TNR の依頼、保護する猫が増えるにつれ活動日数も増えるようになった2年目、埼玉と立川から来た子猫がパルボに感染していました。子猫はひと腹ごとに隔離管理していましたが、多くの子猫が感染してしまいパンデミックに。治療法も確立しておらず、亡くなっていく小さな命を見送りながらきもと病院と手探りで治療し、感染を防ぐため消毒の日々でした。消毒はお手伝いに来てくれているボランティアさんたちに任せられますが治療はそうは言うわけにはいきません。小さな身体に投薬、注射、点滴…何匹もの子猫に行わなければなりません。当時八木さんがひとりで行っていたので背負わせることは出来ませんでした。
パルボ感染を機に仕事を辞め、八木さんとふたりで精力的に活動を始めました。パルボ感染から約2ヶ月でたくさんの小さな命が失われましたが、奇跡的に4匹の子猫は助かり里親さんに繋ぐことができました。その後も色々な依頼を受けTNR 、保護活動を続けています。
「お庭に親子猫がきています」「近所に沢山猫がいます」「家の猫が脱走しました」「50頭飼育崩壊」小さな案件も大きな案件も全て2人で話し合い丁寧に向き合い活動してきたつもりです。これまで11年走り続けてきました。これからも不幸な猫を1匹でも減らし、人も猫も幸せになれるよう活動を続けていきたいです。まだ、志し半ばです。皆様のお力をお借りし、この活動を続けさせて下さい。よろしくお願いいたします。
応援メッセージのご紹介

古賀 壮志 様
日野市長
保護猫ボランティア団体の皆様には、日頃よりTNR活動や保護猫活動にご尽力いただいていることに心から敬意を表し、感謝申し上げます。 近年、飼い主のいない猫に関しては、自 然繁殖、鳴き声や臭い等による地域環境への影響が課題となっております。日野市では令和4年度より飼い主のいない猫の減少に向けて取り組みを加速させており、保護猫ボランティアの皆様にも多大なご協力をいただいております。
このプロジェクトを実施することによって、飼い主のいない猫の殺処分数を減らすとともに、地域環境の改善を図ることができます。本取り組みについて、より多くの皆様からさらなるご理解とご協力が得られ、人と猫がともに暮らせる地域社会を実現する一助となることを願っております。皆様のご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。

峯岸 弘行 様
日野市議会議員
にゃん福゜さんの活動を応援しています。私が市議に初当選後にあるご婦人から「地域猫という言葉を知らないなんて議員失格よ」とご指導いただき、勉強し、地域猫ボランティアをされている方からご相談をいただき議会でも要望してきました。にゃん福゜の八木さんからはTNRについて初めて教えていただき、まちゼミにもご参加いただき、「野良の子猫が多数いるので何とかして」と相談があるとにゃん福゜さんに繋げて対応していただき感謝しております。これからもにゃん福゜さんをはじめ、地域猫ボランティアの皆様の活動を支援して参ります。

伊東 秀章 様
日野市議会議員
保護ねこ広場にゃん福゜さんは、日野市とその近隣市で、野良猫のTNR活動を中心に猫の譲渡などの保護活動をしています。TNRには、去勢避妊手術費用、ワクチン代、のみ駆除代、診察費やケガや病気の猫は治療代や手術代など大きな費用がかかります。ほとんどが自費や寄付により運営しています。10年間で1,950匹以上、譲渡した猫は550匹以上の実績もあり、自己負担は大きく動物愛護活動を続けていくためにも皆様のご支援が必要です。
私も日野市議会議員としてあらゆる政策を実現して、長く活動できる環境づくりに取組んでいますが、行政の支援にも限界があります。日野市の野良猫数は統計的にも減ってきております。ここで手を抜くとまた野良猫数は増えてしまします。地域の環境美化、野良猫による被害をなくすためにも皆様のご支援が必要です。クラウドファンディングへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

木本 晋一郎 獣医師
きもと動物病院 院長
きもと動物病院の院長の木本です。当院は日野市で11年前に開院してから野良猫と保護猫の手術に力を入れています。野良猫達は好きで野良猫になったわけではありません。過酷な環境の中生きています。状態の悪い子は生まれてすぐに亡くなってしまうことも多いです。そのような可哀想な子達を少しでも減らすため、また幸せな暮らしができるようににゃん福さんは多大なる努力をしてくれています。少しでもそのような活動にご支援いただけると幸いです。よろしくお願いします。

柴 康太郎 獣医師
高幡動物病院 院長
外で暮らす猫たちから、癒やしを得る方たちは、私も含めて多くいらっしゃると思います。しかしその裏では、過剰に繁殖してしまったり、事故や病気などで治療を受けられず亡くなってしまうという事態が少なからず発生してしまいます。
にゃん福゜さんたちの献身的な保護ねこ活動のおかげもあり、日野市周辺でそのような出来事はかなり少なくなりました。それでもまだ、春・秋には外で子猫たちが生まれますし、怪我や病気で動物病院に運ばれてくる猫たちも多いです。保護ねこ活動を続けていくことが、人と猫のよい未来に繋がっていくと思います。

藤田 様
里親様
私はにゃん福°さんで今一緒に暮らしている猫二匹と出会いました。元野良猫にもかかわらず人間に甘えてくれたり、辛い時はそっと側にいてくれて、日々救われています。二匹に会いに行った時、シェルターには様々な境遇、体調の猫さんがいました。しかし、どの猫さんも撫でられにきてくれたり、日向ぼっこをしたり、のびのびと幸せそうに暮らしていました。猫さんたちと新しい家族との架け橋として、そして猫さんたちが安全に暮らす場所としてのシェルターが続けられることを願っています!

小俣 様
里親様
命をつなぐ活動に、心から敬意を表します。猫たちの幸せな未来に少しでも貢献できればと、のりととらを家族に迎え入れました。親猫を恋しがるように先住猫にべったりのとら。落ち込んでいる人の側に寄り添ってくれるのり。我が家に欠かせない一員となりました。すべての猫たちが安心して眠れる場所を持てますように。小さな命のために、心から応援しています。
堀井 隆行 様
愛玩動物看護師 / ヤマザキ動物看護大学 動物看護学部 講師
ヤマザキ動物看護大学・講師の堀井です。私は大学教員として教育研究活動を通して猫の適正飼養に関する教育普及活動に携わっています。にゃん福°さんには、研究活動の際にお世話になり、その時に出会った兄弟猫を我が家に迎えました。私自身もにゃん福°さんの献身的な活動から、かけがえのない家族と出会った一人です。保護を必要とする境遇にある猫たちに、居場所、治療の機会、そして新しい家族との出会いを提供できるように、野良猫にかかわる地域社会の問題を改善できるように、にゃん福°さんの活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング第1目標達成のお礼とネクストゴールについて
保護ねこ広場にゃん福°の八木と申します。
この度はクラウドファンディングに多大なるご支援を賜り、改めて心より感謝申し上げます。
皆様の温かいご支援が、私たちのプロジェクトを力強く支えてくださり、スタートより20日という速さで目標の300万円を達成いたしました。一同深く感謝しております。また、ご支援だけでなく、応援コメントや励ましの言葉の数々も私たちの背中を押してくれました。本当にありがとうございます。
7月11日(金)までの29日間はネクストゴール500万円を目標とし、猫たちの医療費の拡充と、エアコン、除湿機、空気清浄機等設備の充実、酸素室の購入のために大切に活用させていただきたいと考えています。
私たちは保護している猫たちを絶対に最後まで守らなければなりません。
この大切なシェルターを守るためにもクラウドファンディングを最終日まで諦めずに頑張りますので、引き続き見守っていただけたら幸いです。
ご留意事項
▽ご支援の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/)を必ずご一読ください。
▽ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
▽ご支援完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
▽ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
▽本プロジェクトのリターンのうち、【●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページをご確認ください。
▽ご支援に関するご質問はこちらをご覧ください。
