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沖縄県那覇市・国際通りにある保護猫カフェ「猫まる茶屋」は、常時30匹前後の猫たちが暮らし、観光客や地元の方々に癒しを届けると同時に、保護・譲渡活動を行っています。
宜野湾市からの移転後は保護できる猫の数も増え、これまで数多くの命を新しい家族へと送り出してきました。
沖縄の外猫たちは、温暖な気候の裏側で、過酷な環境に晒されています。夏は異常な暑さ、冬は強い海風や寒さ、そして台風や交通事故、虐待――。こうした中で命を落とす猫を減らすため、私たちは日々活動を続けています。
しかし近年、物価高騰や医療費の増加、気温変動による緊急保護の増加、カフェの売上低下などが重なり、運営は深刻な危機に直面しています。
コロナ前は1匹あたり月18,200円だった飼養費は、現在25,000円にまで上昇。また、コロナ禍以降、減少した売上は医療費やご飯代、消耗品、運営費に直結しており、「お店を閉めるか、立て直すか」という選択を迫られる状況となりました。
常連のお客様からの「クラウドファンディングをしてください」という声を受け、オーナーとスタッフ全員で話し合い、立て直しのための挑戦を決意。
今回集まったご支援は、猫たちを1年間保護・育てるための費用(医療費・人件費・飼養費・水道光熱費・家賃・消耗品費など)として活用し、同時に経営体制を見直して持続可能な運営を目指します。
私たちの想いは一つ――
一匹でも多くの猫たちを幸せに。人と猫の幸せをつなぐこと。
どうか、この挑戦に力を貸してください。ご支援・応援をよろしくお願いいたします。
猫まる茶屋は、沖縄県那覇市・国際通りの真ん中あたりにある保護猫カフェです。
以前は宜野湾市で4年半営業していましたが、交通の便や保護活動の広がりを考えて、現在の那覇へ移転しました。
那覇に引っ越してからは、立地の良さもあり、観光客の方や地域の方など、たくさんのお客様にご来店いただけるようになりました。また、さまざまな方とのつながりが生まれたことで、保護できる猫の数も大きく増加しました。
現在は、猫スタッフ(正社員猫)と里親募集中の猫(契約社員猫)をあわせて、常時30匹前後の猫たちが暮らしています。
当店では、観光で疲れた方が癒しを求めて立ち寄ったり、推し猫に会いに通ってくださる常連さんがいたり、「家族に迎えたい猫」を探しに来る方がいたりと、さまざまなお客様が猫たちと過ごす時間を楽しんでいます。
猫まる茶屋で生まれた特別なご縁
盲目のお客様と推し猫との時間
猫まる茶屋には、1〜2週間に1回、多い時は週に2〜3回も遊びに来てくださる、盲目のお客様がいらっしゃいます。
中部からバスで那覇までお越しになり、ビルの前に到着すると通行人に声をかけて5階の茶屋まで辿り着かれます。
店内ではスタッフがそっと寄り添い、「今○○が右足のそばにいますよ」「背中の方で甘えたそうに見ていますよ」と猫たちの様子をお伝えします。
もう数年の付き合いとなり、猫の性格や仕草を少しずつ理解してくださり、「推し猫」に会いに来て、優しく触れ合ってくれます。
お帰りの際は、1階の点字ブロックまでスタッフがご案内します。
猫まる茶屋は「猫と人」だけでなく、「人と人」のご縁も大切にしています。訪れる方が、猫に癒やされ、人との関わりにも温かさを感じられる――そんな場所でありたいと願っています。
沖縄の猫たちが抱える過酷な現実
「沖縄は暖かいから、外で猫がのんびり暮らしていける」
そんなイメージを持たれている方も多いかもしれません。でも、実際はまったく違います。
沖縄は温暖な気候のせいか、外で暮らす猫たちが次から次へと出産します。最近ではTNR(捕獲して不妊手術を行い元の場所に戻す)活動も少しずつ増えてきましたが、それでも飼い主に捨てられた猫や、未手術のままご飯をもらいながら繁殖を続ける猫が後を絶ちません。外猫の数は、なかなか減っていかないのが現状です。
また、あまり知られていませんが、実は沖縄の冬はとても過酷です。
海に囲まれた島のため、どこにいても風が強く吹きつけ、体感温度は想像以上に低くなります。そのため外で暮らす猫たちは寒さに耐えきれず、風邪をひいて鼻水で呼吸ができなくなったり、目が腫れて見えなくなってしまったり、重度の肺炎にかかって命を落とすこともあります。
さらに、台風が来れば、親のいない子猫たちは隠れる場所も分からず、風に吹き飛ばされたり、川に流されたりしてしまいます。車社会である沖縄では交通事故も後を絶たず、加えて、残念ながら今でも人による虐待が存在しているのが現実です。
観光で沖縄を訪れた方が「あっちにも猫がたくさんいたし、こっちにも猫がたくさんいたよ」とおっしゃるのをよく耳にします。それはつまり、それだけ過酷な環境で生きる猫たちが多いということなのです。
私たちは、そんな過酷な状況で暮らす猫を少しでも減らしたい、少しでも幸せになって欲しいという想いから、宜野湾でお店を開き、「もっと大きく保護活動が出来るように」という想いで那覇の中心地へと引っ越してきました。
1匹でも多くの猫を幸せにするために、「細く長く続けていこう」というコンセプトを元に、お金が無いなら無いなりで、知恵と工夫、そしてスタッフみんなで協力し合いながら日々活動を続けています。
外猫が2匹生み、この子だけ放置され
目が見えない状態で道路をフラフラしている所を保護
低体温、貧血、右眼摘出手術を乗り越え
たくさんのお客様から愛された「うたちゃん」
取り組みと大切にしていること
カフェ営業と並行して、命を「育てて、送り出す」
猫まる茶屋では、猫カフェとしての営業を行いながら、猫たちを「育てて、送り出す」ことを軸にした保護活動を行っています。
日々の取り組みは多岐にわたり、店内の清掃や匂い対策、修繕などの環境整備をはじめ、猫たちの毎日のお世話、SNSでの発信、病院への通院・治療の付き添い、そして保護された子たちの心と身体のケアまで、スタッフ全員で丁寧に行っています。時には、自分たちで保護に動くこともあります。
頻繁なTNRや殺処分対象の子の緊急レスキューのような派手さはないかもしれませんが、私たちが担っているのは、保護された命を健康に育て、里親様へと送り出すことです。地味に映るかもしれませんが、「育てる」というプロセスは、お金も時間も体力も必要とする、命をつなぐ上で欠かせないステップです。
特に外から保護された子たちは、健康体であることはほとんどなく、継続的な治療や通院が必要です。
当店では主に1歳未満の子猫を受け入れており、ワクチン接種や避妊去勢手術、そのストレスや恐怖心による体調不良を防ぐためのサプリメント投与など、数ヶ月にわたる細やかなケアを行っています。もちろん、その間の食費や医療費、消耗品などもかかってきますが、それもすべて「未来へ送り出す」ために欠かせないことです。
こうしたケアを経て、猫たちは基本的に那覇から姉妹店である上野・猫まるカフェへと移動し、譲渡先を探します。
沖縄は保護猫への理解の薄さ、脱走防止の難しい住環境やペット可物件の少なさなど、譲渡には多くのハードルがあります。そのため、より譲渡につながりやすい東京での新しい家族との出会いを目指しています。
保護全体の内訳としては、自分たちで直接保護する猫は2割程度。残り8割は、県内で活動している保護主さんや、初めて保護をした個人の方からの受け入れです。多くの方が猫の多さに困っている現状の中で、私たちは「末端の頑張っている人の受け入れ先」でありたいと考えています。
ただし、保護には責任が伴うという想いから、初期医療費は保護主さん自身にご負担いただくルールも設けています。むやみに保護を広げるのではなく、1匹1匹にきちんと責任を持ち、命をつなぐ姿勢を大切にしています。
その他にも、猫初心者の方からのよろず相談、キャットホテルの運営、そして店長・友利による個人での保護活動(乳飲み子のボランティアや自宅預かり)など、地域に根ざしたサポートも並行して行っています。
普段、活動する中で大事にしていること
命と真正面から向き合う、猫まる茶屋のケア体制
猫まる茶屋では、スタッフ一人ひとりが猫の命と真正面から向き合うことを何より大切にしています。
小さな命を守る現場では「いい加減」「適当でいい」という気の緩みは一切許されません。猫は言葉を話せないからこそ、ほんのわずかな変化に気づく力、そしてスタッフ同士の密な連携が命を守る鍵になります。
当店では、急な体調不良、知らない間に怪我をしている、何かがおかしいなどの細かな状況を把握するために、毎日出勤したスタッフが全猫の様子を観察し、21時までにグループLINEで報告する体制を取っています。
たとえば、休み明けに「何でこの投薬がされているんだろう?どこか悪かったのかな?」ではなく、日々の報告があることで、「この子は最近貧血気味って聞いてたな」「◯◯の体調に気をつけて、と共有されていたな」と、出勤していなかった日も猫の状態を把握し、正しくケアにつなげることができます。
また、来客の少ない時期には、店休日を活用し、通常では手の回らない徹底的な掃除や猫の集中ケア、スタッフ同士での話し合いの時間を設けています。
猫の心身のこと、店舗運営の改善点、スタッフ同士の連携、集客のためのアイデア出しなど、時には何時間にもわたる議論になりますが、猫たちにとってもお店にとっても、良い未来を築くために必要な時間だと感じています。
スタッフ間で猫たちの様子をグループLINEで報告
私たちの活動を支えてくれているのは、何よりもスタッフたちです。
離島という環境では、東京などに比べてどうしてもボランティアの数が少なく、限られた人員で活動を回さなければなりません。そのため、個人で頑張っていらっしゃる方たちがボランティア不足とならないように、猫まる茶屋では有償のスタッフで運営を行っています。
しかし、そのスタッフたちは単に「決まった時間だけ働く人」ではありません。空いた時間には買い出しに走ってくれたり、猫たちを病院に連れて行ってくれたり。お店に立つ時間以外でも力を貸してくれる、まさに“最強のボランティア”でもあるのです。
スタッフがいなければ、ここまで活動を続けてくることはできません。猫たちのために惜しみなく力を注いでくれる仲間がいてくれるからこそ、私たちは安心して日々の活動を続けられています。
それぞれの個体に合わせたケア
休みにも関わらず、出勤して商品開発をするスタッフ
人と人、猫と人との温かなつながり
私たちは猫カフェとしての営業も行っており、多くのお客様との接点があるため、お越しいただいたお客様や他店とのつながりを大事にしています。
そして、譲渡したら終わり、ではありません。里親様とは、その後もSNSを通じて近況報告やちょっとした世間話など、ゆるやかにつながり続けています。
幸せそうに暮らす猫たちの写真が届くたびに、「この活動を続けていて本当に良かった」と心から思えるのです。
佐原もんたま(黒猫)
左:そると、右:しゅがー
草野ごま
上:ビビ(元おこげ)、 下:ミル
近年、猛暑や寒波、物価高騰などの影響で、「不要不急の外出は控えて」という報道が出る日には、来客数が大きく落ち込みます。売上は猫たちの医療費やご飯代、消耗品、運営費に直結するため、これは大きな打撃となります。
さらに、コロナ禍以降は必要経費が年々上昇し、現在では運営に必要な固定費や変動費が以前より大幅に増加しています。
保護している猫1匹にかかる月額費用は、コロナ前は約18,200円だったにもかかわらず、近年の物価高騰により、現在は約25,000円まで上昇しています。
コロナ前後での必要経費の推移グラフ
●1匹に必要となる費用 25,000円/月の内訳
・トイレなどの消耗品:3,000円
※離島ですので、内地に比べて消耗品の物価が高いです。
・ご飯代:4,000円
※療法食が必要な子もいるため、平均の費用は少し高めです。価格も数年前の約1.5倍になっています。
・医療費:3,000円
※多い時と少ない時に差があるので大体の平均になります。
・水道光熱費:1,000円
※沖縄の気候ですと、3月~12月上旬まで冷房が必要です。
・人件費:12,000円
※1匹あたりのお世話時間を20分/日として計算しています。
※保護したての子たちは体調を崩しやすく通院も多くなります。
・その他雑費:2,000円(ゴミ処理代や通信費・おもちゃ等々)
上記以外にも通院にかかる交通費など、細々した費用はあるのですが、すべては記載しきれないため一部割愛します。
一方で、近年の気温変動によって、外で暮らす猫の弱っている姿を目にすることも増えました。緊急で保護するケースも多くなり、消耗品や医療費の負担が増え、時には猫たちに十分な医療を受けさせてあげられないこともありました。
こうした状況の中で、私たちは「お店を閉めるか、もう一度あがいて頑張るか」という大きな経営の選択を迫られました。
スタッフや猫たちのことを考え、閉店も真剣に検討しましたが、そんな時、苦しい状況を見てきた常連のお客様から「クラウドファンディングをしてください」と温かい声をかけていただきました。
猫たちのこと、これまで応援してくださったお客様、そして私たちを信じて支援を続けてくださった方々の存在を胸に、まずはオーナーに相談しました。
その後もスタッフ全員で何度も話し合いを重ね、たどり着いた答えは、「クラウドファンディングに挑戦し、その間にお店を立て直し、細く長く、一匹でも多くの猫たちを幸せにする」という決断でした。
私たちスタッフの想いは一つです。
「一匹でも多くの猫たちを幸せに、人と猫の幸せをつなぐ」。
これまで猫たちのためにと、経営状況を顧みず無理をしてきた部分もありました。
今回、一度すべてを洗い直し、猫たちの「本当の幸せ」を守りながら経営を立て直すための第一歩として、この挑戦をする覚悟でいます。
いただいたご支援でできること
皆様からいただいたご支援は、猫まる茶屋で、猫を保護して育てるための1年分の費用(医療費・人件費・飼養費・水道光熱費・家賃・消耗品費など)として大切に活用させていただきます。
猫まる茶屋には「子猫が多い」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、宜野湾時代からずっと一緒に暮らしている年長の猫たちもいます。なかには腎臓が悪く、定期的な通院や治療が欠かせない子も少なくありません。
私たちは、そういった子たちにも、年齢や状態に関わらず、できる限り満足のいく医療とケアを受けさせてあげたいと考えています。
今回のクラウドファンディングは、そうした慢性的な医療費の確保、そしてお店の経営を立て直すための大きな一歩でもあります。
クラウドファンディングの概要
●目標金額:300万円
●資金使途:
・猫まる茶屋で、猫を保護して育てるための1年分の費用(医療費・人件費・飼養費・水道光熱費・家賃・消耗品費など)
・クラウドファンディング諸経費(READYFOR手数料など)
※本プロジェクトはAll or Nothing方式での挑戦となります。万が一募集終了日までに第一目標金額に到達しなかった場合、いただいたご支援は全額返金いたします。
以前、コロナ禍で資金繰りが厳しくなった際、営業継続のためにクラウドファンディングを実施しました。その時に、私たちのことを知らなかった沖縄の方や内地の方、そして保護活動を支援したいという多くの方々が応援の声を寄せてくださり、大きな励みとなりました。
今回のプロジェクトも、ただの資金集めではなく、私たちの活動を知っていただく機会にしたいと思っています。そして何より、沖縄で暮らす猫たちの現状を、もっと多くの方に知っていただきたいのです。
今後の活動のためにも、ご支援という形で、私たちの仲間になっていただけたら嬉しいです。
今後目指す未来とメッセージ
今回、物価高騰や重なる医療費の負担により、クラウドファンディングに踏み切ることとなりました。
ただ、もしここでご支援いただいたとしても、私たち自身が変わらなければ、すぐにまた振り出しに戻ってしまう、そんな危機感を抱いています。
だからこそ、いただいたご支援は猫たちのために責任を持って大切に使わせていただくと同時に、この期間にスタッフ同士で何度も話し合い、「多くの方々に猫まる茶屋のことを知ってもらうには何が必要か」「沖縄の猫たちの現状をどう伝えていくべきか」という問いに向き合っていきたいと考えています。
今後は、継続的なクラウドファンディングの実施に加え、SNS(TikTokやYouTube、Instagram、Xなど)での発信をさらに強化し、フォロワーや猫まるのファンを増やして、月額制サポート(サブスク)でのご支援に繋げていきます。
また、猫まる茶屋でしか手に入らないオリジナルグッズの開発・販売、猫の支援に繋がる委託販売にも力を入れていきます。
沖縄にはまだまだ、レスキューを必要としている猫たちが数多く外で暮らしています。
「猫は外でのんびり自由に生きる」「避妊去勢手術は可哀想」「家に閉じ込めるのは可哀想なので野に放つ」といった考え方が根強く残っている地域も少なくありません。
しかし、実際の環境は「のんびり自由に生きる」とはかけ離れています。
夏は異常な暑さ、冬は強い海風にさらされ、ご飯にありつけず衰弱していく猫たち。発情すれば1年に何度も出産を繰り返し、子猫たちは育たず命を落とし、餌を探して道路に出ればロードキルや虐待の危険が待っています。
昔であれば、自然が残っており、少しは自由に生きていけたかもしれませんが、今は時代と環境がそうはさせてくれません。
だからこそ、人間の手が必要なのです。
私たちは少しでも不幸な猫を減らすために、金銭面やキャパシティを考えながら「無理をしすぎず、細く長く続けていく」ことを積み重ねてきました。しかし、目の前の命を見捨てることができず、限界を超えて活動を続けてきました。
多くの方に支えられてきた日々の積み重ねがある一方で、気づけば、店舗を閉めるかどうかの判断を迫られるほどに追い込まれてしまいました。
また、日本全国、さまざまな団体さんや個人の方が懸命に活動を続けている中、心を痛めるようなニュースも多く見るようになりました。
それでも、私たちは諦めたくありません。
これまでの活動や、猫たちのためにどのように資金を使ってきたかをご覧いただければ、きっと真摯に活動に取り組んできたことをご理解いただけると思います。
「この活動を続けて、不幸な猫を減らしたい」
「ご飯の心配もなく、安心して眠れるあたたかな場所を、1匹でも多くの猫につなげたい」
という気持ちは1ミリも変わりません。
どうか私たちの想いや活動にご理解いただければと思います。
猫まる茶屋オーナーからのメッセージ
猫まる茶屋のオーナーの川瀬と申します。
今回は私たちが挑戦するクラウドファンディングに興味を持っていただきありがとうございます。
私は生まれも育ちも東京なのですが、ご縁があって、約13年前に沖縄にあった猫カフェさんを引き継ぎました。
上野でも猫カフェを営んでいますので、当初は法人として営業を開始しました。引き継いだ猫カフェさんは沖縄県の宜野湾市にありました。13年前はまだここまでSNSも発達していませんし、沖縄に知り合いもいませんでしたので、コツコツとがんばりましたが、5年営業して全く黒字にすることはできませんでした。
このまま続けると上野店も共倒れになると判断して、一度お店を閉じることにしました。ただ当時アルバイトで働いてくれていた子たちもいましたので、この先お店を続けたいかを確認しました。沖縄にはまだ助けたい猫たちがたくさんいるので続けたいということでした。
しかし、社内で税理士さんを交え相談した結果、上野店が潰れてしまう可能性があるので、新たにオープンするお店は私個人で開くということになりました。
2025年の8月で8年が経過しています。保護猫カフェですので、医療費等がとてもかかります。利益がそうそう出るような仕事では無いので、8年間私はお給料や報酬を1円もらわずに頑張って来ました。
最初はなかなかお客さんも来ず大変でしたが、猫まる茶屋のスタッフたちが頑張ってくれて、だんだんと認知度も上がり、少しずつ軌道に乗り始めていました。それでも、どうしても猫たちに十分なことをしてあげようと思うと、毎月数十万円の費用が足りませんでしたので、毎月預貯金を崩して費用を捻出していました。
あと数年で私が負担をしなくても何とか軌道に乗ると思っていた矢先にコロナが始まりました。コロナの影響で約4年間売り上げが全くないような時もたくさん続き、その分捻出しなければいけない自己負担の金額も増えてしまい、8年間で2,000万円以上となり、残念ながらこれ以上は個人で負担することが難しくなってしまいました。
現在はコロナの時にできた負を追いかけて精算している状態で、とても悪循環な状況になっています。この4年間の間にコロナ以外にも物価の上昇などもありますので、前の状態に戻すだけでは運営を続けることが難しいと思っています。
でもまだまだ助けたい猫たちがたくさんいますので、現在スタッフたちがいろいろ話し合い知恵を絞って猫まる茶屋を残していけるように頑張っているところです。
ただ立て直しには数年間の時間が必要です。とても勝手なお願いで申し訳ありませんが、もし猫まる茶屋の活動に興味や共感を持っていただけましたら、ご支援をいただきたくお願いいたします。
猫まる茶屋オーナー
川瀬裕美
応援メッセージのご紹介
猫のお菓子屋 MAM.MARL 代表
外間 さやか 様
クラウドファンディングをされる猫まる茶屋さんを心より応援しております。
私たちは焼き菓子店を営んでおります。猫まる茶屋さんには返礼品として焼き菓子のご注文をいただいており、大変お世話になっております。
私たちは、猫カフェを利用させていただいております。年齢層が子猫から成猫までいてほとんどの猫ちゃんが人馴れしているのでおもちゃで遊んでくれたり、触らせてくれます。
猫まる茶屋さんは見どころがたくさんある猫カフェさんです。猫ちゃんの紹介文も面白く書かれているので何度も読み返してしまいます。そのおかげですぐに猫ちゃんの名前を覚えることができました。
SNSも毎日3回ぐらい更新されていて、最新のピックアップされた猫ちゃんの情報を知ることができます。SNSのおかげもあって、気になる子が出てきて、また猫まる茶屋さんで猫ちゃんたちに会いたいとなります。子猫や成猫のおもちゃで楽しんでいる姿や、安心して寝そべっている姿、おやつくれーとやってくる姿、猫らしい色んな姿を見せてくれるのですごく癒されます。
そんな時間を猫と一緒に作れるのはスタッフさんが猫ちゃんたちを大切に育ててくださって、人馴れさせてくれているからだと思います。
なので今回のクラウドファンディングを通して、猫まる茶屋さんの保護支援活動と猫カフェ経営をこれからも続けてほしいと心から願っております。
里親様
赤池 様
私は、2023年4月に猫まる茶屋さんから保護猫「菅田」をお迎えした里親です。菅田を家族として迎え入れてから、我が家は毎日、菅田の愛らしい姿と仕草に癒され、笑顔が絶えない日々を過ごしております。これもひとえに、猫まる茶屋様が愛情深く保護猫ちゃんたちをケアし、新しい家族へと繋ぐ活動を続けてくださっているおかげですので、心より感謝申し上げます。
猫まる茶屋さんは毎日丁寧にSNSを更新されており、私も里親希望時は特に夢中になってSNSを見ましたが、猫ちゃんたちがとても大切にされていること、そしてスタッフの皆様の猫ちゃんたちへの深い愛情に触れ、その温かい雰囲気に感動したことを今でも鮮明に覚えています。
動物愛護に関わっていると悲しい場面に遭遇することも多いはずですが、猫まる茶屋さんはSNSでは明るくユーモアを持って、猫の魅力やその子の特性を知ってもらうことに特化して発信されていて、そんな姿勢に感銘を受けています。
また菅田をお迎えした後は、猫まる茶屋さんのお客様までもがSNSを通じて菅田を見守って下さり、まるで一緒に育ててくれているかのような心強さを感じています。みんな猫まる茶屋さんや卒業した猫ちゃんたちが大好きで、大切にされている様子を感じます。
猫まる茶屋さんは、猫ちゃんたちにとって安全で快適な居場所であるだけでなく、私のような里親希望者にとっても、安心して新しい家族と出会える素晴らしい場所です。
今回、このクラウドファンディングを通じて、より多くの猫ちゃんたちの命が救われ、新しい家族と巡り合える機会が増えることを心より願っております。私も里親として、微力ながら応援させていただきます。
このクラウドファンディングが成功し、猫まる茶屋さんの活動がさらに広がることを心よりお祈り申し上げます。
ふうか 様
いつも応援しています。そしていつも猫まる茶屋さんの投稿に癒されています。猫ちゃんのために本当にありがとうございます。
私自身猫を飼っており、日々猫のためにお仕事を頑張っています。猫ちゃんって可愛くてほんとに癒しです。YouTubeから猫まる茶屋を見つけて、あんみつちゃんきっかけでインスタの投稿を見るようになり、投稿を見ていると温かい猫カフェだな〜とあたたかな気持ちになります。
以前沖縄に行った際にお伺いして、スタッフの方も優しく、何よりも猫たちの人懐っこさに驚きました。猫はとても正直な生き物なので、この人懐っこさは、猫まる茶屋の方々との日々の関係の良さなんだろうなと。
次また沖縄にいったら必ず寄ろうと思います☺️
一匹でも多くの猫ちゃんが幸せになれるように祈っております。
金城 様
個人ボランティアとして、地域猫活動を約10年続けている金城と申します。私の活動のメインは「TNR」といって、外猫たちに不妊化手術を受けてもらい、元の場所へリリースして毎日のエサやりや周辺の清掃活動、地域住民からの相談対応などを行っています。保護は積極的には行っていませんが、自力では生きていけないような子猫や虐待・事故などで医療が必要になった子など、やむを得ない場合には保護しています。
猫まる茶屋さんとは、お世話になっている保護猫団体さんを通じて知り合い、これまでにたくさんの保護猫を里親さまへと繋げていただきました。猫まる茶屋さんには猫愛溢れるスタッフさんたちがいて、毎日猫たちの健康と幸せのために頑張ってくださっていて、保護主としても安心してお任せすることができます。
世の中には残念ながら、虐待目的で里親になる人々も一定数います。猫まる茶屋さんでは、里親さまにはSNSのアカウントの開設と猫の近況報告をお願いしているので、譲渡後の猫たちの無事をいつでも確かめることができます。一般の方には想像できないとは思いますが、この活動をしていると嫌でも悲惨な目に遭わされた猫を見ることになるので、これはとても大事なポイントです。沖縄の社会問題として、猫の安易な飼育や遺棄による繁殖・虐待などがあります。そのような環境では、猫まる茶屋さんのように保護猫たちを里親さまへ安全に繋げることができる場所はとっても貴重です。
物価高や異常気象、保護猫ブームなどでとても経営が厳しいとは思いますが、ぜひこれからも頑張って活動していただきたいです。そのためには、皆さまからのお力添えが必要不可欠です。どうか沖縄の猫たちのために、ご支援をよろしくお願いします。プロジェクトの成功を、心から願っています。
秘密結社猫之目 様
ねこまるさんとの出会い
沖縄で唯一「秘密結社猫之目」の作品を売っていただいている「雑貨屋たんたん」さんから、よく「またねこまるさんが、猫之目の猫さん連れて帰っていかれたよ。」「昨日並べた猫之目作品、今日ねこまるさん連れて帰ってくれたよ」何度も何度も足を運んでくださり、うちの作品を購入してくださるどんな方だろうと思いながら日々制作に明け暮れておりました。
ある時、沖縄北部の大宜味村での保護猫イベントで出店させていただいた時「こんにちは猫まるカフェですぅ」と小柄な女性が声をかけてくださいました。それが東京猫まるカフェの川瀬さんでした。それからわたくしが名古屋、東京、とイベント出店するたび可能な限り遊びに来てくださり、可能な限り、ご購入してくださりお店に飾ってくださってます。自分のお店だけでなく、沖縄店の分などと皆の希望を聞いてはご購入いただき、わたくしの制作活動を応援してくださいます。猫のお世話だけでなく、人間に対しても、応援し、勇気をくださいます。
この度、沖縄店の方からメッセージをくださいとありがたいお言葉いただきました。わたくしにとって、ねこまるさんとの関係はわたくしのそばにいる元野良の猫たち(猫之目作品のモデルたちですね。)と同様切っても切れず、制作するやる気スイッチであります。そばにあって、そばにいて当たり前の存在であります。これからもねこまるスタッフ様とねこまる猫さんたちの健康と長寿を願い続けます。ありがとうございます。
保護猫カフェ 照猫屋 店主
照屋 薫 様
猫まる茶屋さん、この度はクラウドファンディングの実施、心より応援しております。
私自身、宮古島で保護猫カフェを始める以前に、何度も猫まる茶屋さんにお邪魔して、開業のヒントをたくさんいただきました。猫まる茶屋さんの猫たちへの愛情と、細やかな配慮が詰まった空間に、いつも感動していました。
譲渡が進まない猫たちを引き取り、お店の猫スタッフとしてお客様とふれあえるように、SNSでも楽しく明るく毎日欠かさず投稿をされながら、お客様に喜んでいただけるようなイベントや様々な工夫をされ、猫と人を繋いで下さっています。その中には必要な医療はもちろん、細かなケアを行い、費用を使い、時間も労力も惜しみなく、さらに人とのつながりを大事に、信頼できる里親様へと繋いでいただいていることは、本当に頭が下がる思いです。
また、私たちが離島で抱える譲渡の課題にも手を差し伸べてくださり、大切な命を託すことができています。このご縁には感謝しかありません。
昨今の家賃、人件費、猫にかかる経費の高騰、コロナ禍での来店客数減少の影響など、お店のこれまでの負担は計り知れません。
保護支援活動、譲渡活動への取り組みと、人と猫が出会えるこの温かい場所猫まる茶屋さんを、今後も安定して継続して行っていただけるようみなさまからのご支援のほど、よろしくお願いいたします。今回のクラウドファンディングを通してたくさんの方に知って欲しいですし、より多くの猫たちの命を救う素晴らしい活動に繋がることを心から願っています。微力ながら、私たちも応援させていただきます。
常連様
石田 パパ・ママ・あずき 様
私は、七年前に主人の転勤に伴い来沖し、猫まる茶屋を知り、茶屋に通わせていただくようになりました。
知人もおらず、病気がちな私は、猫まる茶屋で猫たちやスタッフさんたちと接し、心が豊かになり、穏やかにさせていただいており、幸せな気持ちを抱きます。主人も「潰れては困る」と言っています。
保護猫活動を続けて、一匹でも多くの猫たちを救っていただきたいと思っております。今後も、人と動物をつなぐ架け橋になり続けていただきたいと思っております。
クラウドファンディングの達成を心よりお祈りいたします。
プロジェクトに関するご留意事項
○第一目標金額達成後のキャンセル・返金のご対応は、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
○本文内に掲載している画像はご本人様より掲載許諾を得ています。
○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。