ユーモアあふれる猫魅了 瀬戸内 花房さん特別展終盤

木彫りの猫によるユーモアあふれる展示が並ぶ会場

 瀬戸内市立美術館(同市牛窓町牛窓)で開催している木彫作家・花房さくらさん(40)の特別展「猫、牛窓ニテ〜星ヲモッテシュウゴウ!〜」(同美術館、岡山県、山陽新聞社主催)は、31日の会期最終日まで残りわずか。19日も大勢の家族連れらが訪れ、木彫りの猫が繰り広げるユーモアあふれる世界を楽しんでいる。

 花房さんがチェーンソーやのみを使い、丸太を削って制作した約30点を展示する。「Let’s party!」は、6匹の猫が輪になって踊る代表作。猫たちと一緒に、笑顔で写真を撮影する来場者の姿が目立った。

 牛窓地区に降り注いだ星を猫たちが拾い集めるインスタレーション(空間芸術)、一列に並んだ猫がハイタッチのポーズで迎える作品も人気を集めた。

 岡山市東区松新町の会社員河井拓也さん(34)は「どの猫も個性があり、かわいさに癒やされる」と話していた。

 特別展は同美術館の開館15周年を記念した企画。25日休館。大人600円、小中学生300円、未就学児無料。(大橋孝平)

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