2025年2月、前庭疾患の再発。
朝行くと、手足が全く動かなくなり、ぐったりしてるくーちゃんが。
MRI検査の結果は「脳に炎症の疑い」。
感染が脳幹に達すれば命に関わると告げられました。
その日から、私とくーちゃんの「闘い」が始まりました。
広域抗生剤、点滴、注射、ステロイド…。
入退院を何度も繰り返したが、
入院するたび、まえの入院時より良くなることはなかった。
もう回復は難しいと言われても、
くーちゃんは生きたい!と私に目線を送ってくる。
嫌だ!お別れなんて、諦めきれないよ!
効果が出ることを願い、毎日祈るように薬を投与した。
一時は少し回復したかに見えたけれど、またすぐに症状は悪化。
後ろ足が徐々に動かなくなり、トイレにも行けなくなってしまい、
そしてついに右手も動かなくなった。
それでも、おしっこをした後は、寝てる私を最期まで動いた左手でトンと叩き、知らせてくれた。
神様!
せめて意思表示が出来る間に天国へ連れて行ってあげて下さい。
もう私に出来ることは、そう祈ることだけ。
くーちゃんは、私にお別れの時間をくれたんだね。
もう十分だよ。
可哀想で、見てるのが辛かった。
なんで、こんな良い子に神様はこんな仕打ちをするのだろう〜!
そう思い抱きしめて毎日号泣。
ごめんね、弱いお母さんで。
そしてくーちゃんは、2025年5月10日、朝8時13分。
私の小さな願いが叶い、旅立って行った。
苦しまず、安らかに旅立てて良かった。
安堵したのもつかぬま、寂しさが土堂の様に押し寄せて来た。
亡くなってからも死後硬直が起こらず、
ずっと柔らかいまんまだったくーちゃん。
抱っこが大好きだったので
皆に抱っこしてもらい、たくさんの方が持って来て下さったお花で棺はいっぱいに。
賑やかなお別れになりました。
とうとう、くーちゃんは居なくなってしまった。
くーちゃんと呼んでも返事はなくて・・・(涙)
もう、その温もりに触れることは出来なくて。
思い出の中にしかくーちゃんは居ない。
賑やかだった部屋の写真を見ると、今も涙があふれる。
「くーちゃん」と呼べばすぐに来てくれて、掃除機をかけていると
「自分もかけて!」とばかりに前から動かなかったくーちゃん。
たくさんの笑顔と、たくさんの思い出をくれた。
本当は立ち止まり、思い出に浸っていたい。
けれど、新しい子たちの受け入れなければんらなくて。
正直頑張ることに疲れたー!
本音はもうゆっくりしたいんだ。
でも、休む間もなく、救いを必要とする命がやってきます。
今も劣悪な環境で苦しんでいる子たちを、
安心できる場所へ迎えるために、もう少しだけ頑張らないと。
くーちゃんが教えてくれた「一生懸命生きる」を、
次の命にもつなげていきたい。
どうか、その一歩を一緒に支えて頂けないでしょうか?