ドライブが大好きなタロウくん【写真提供：あゆみん（@tarowan630）さん】
突然発生し、局地的に非常に強い雨をもたらすゲリラ豪雨。雷や激しい雨音、強風による揺れなど、普段の雨とは比べ物にならない自然の猛威に恐怖を感じるのは、人間だけではありません。X（ツイッター）では、車の中で雷雨に震えるいぬが話題に。小刻みに震える姿に、多くの人が「怖かったね」と共感しています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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突然のゲリラ豪雨で震えるいぬ 車内で必死に耐える姿に共感の声
「ゲリラ豪雨 あぁー怖かったわん……」
そんなコメントとともに投稿された動画には、車の中で小刻みに震えるいぬが映っています。外は激しい雨が降り、窓ガラスに打ちつける雨音が響いている様子です。
突然のゲリラ豪雨に見舞われ、驚いたのでしょう。うつむいたいぬの表情は、今にも泣き出してしまいそうです。吠えたり暴れたりすることなく、ただ必死に気持ちを落ち着かせようとする姿が印象的です。
動画のリプライ（返信）には「怖かったねー」「抱きしめてあげたい」「大丈夫だよ。車の中は安心だよ」「人でも驚くんやからそらびっくりするわな」など、心配する声や共感の声が多数寄せられています。
複雑な過去を持つタロウくん 家族の前では甘えん坊に
お散歩を楽しむタロウくん【写真提供：あゆみん（@tarowan630）さん】
車の中で震えていたのは、元保護犬で推定12歳の男の子「タロウ」くんです。飼い主さんにたくさんの愛情を注がれ、幸せいっぱいに過ごしています。
そんなタロウくんは、飼い主さんと出会うまでに、つらい過去を重ねてきました。
「タロウが3歳になる前に、うちに迎えました。その前には大切に育てられていたこともありますが、飼育放棄も経験し、家を数軒、転々と生活してきたようです。先代犬が亡くなって8年が過ぎ、もういぬを飼うことはないと思っていたのですが、義兄が仕事先で偶然、保護犬のタロウの話を聞き、写真を見せてもらって急にお迎えが決まりました。家を転々と生活しただけあって、不信感たっぷりの目つきのいぬでした」
こうして、優しい人たちに囲まれて、安心して暮らせるようになったタロウくん。家族には甘えますが、警戒心が強く、知らない人が来ると怖がることもあるようです。
「家族には甘々で、帰ってくるとピーピー鳴きながらお迎えしてくれます。ただ、とにかく警戒心が強い性格で、庭に入ってくる人は敵になります。これもビビリだからなのでしょうか、かなりの勢いで吠えます」