みなさま日頃より温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。


本日8月8日は『世界猫の日』ということで、

READYFOR継続サポーターの皆さまに、NPO法人もりねこの最新の活動をご報告させていただきます!

 

もりねこ診療所、閉院 ——新たな一歩としての選択

これまで岩手県内で保護猫や地域猫の避妊去勢手術を担ってきた「もりねこ診療所」ですが、
人的・財政的な事情により、2025年夏をもって休止(閉院)という決断をいたしました。


これは私たちにとっても苦渋の選択でしたが、限られたリソースを有効に活用していくためにやむを得ない選択であったことをご理解いただけますと幸いです。

 

しかし、猫の繁殖や多頭飼育崩壊といった課題は依然として残されています。
診療所がなくなっても、命の問題は待ってはくれません。


そのため私たちは、新たな方法でこの課題に立ち向かう決意をいたしました。

 

にじのはしスペイクリニックとの協働による「モバイルスペイ」

2025年9月より、岐阜県を拠点とするにじのはしスペイクリニック(株式会社NICOX運営)さんと協働し、岩手県内での『モバイルスペイ(移動式不妊去勢手術)』を定期的に実施していきます。

 

 

手術は「ニコワゴン」という特別な手術設備を備えた車両内で行われ、よりスピーディーで低コストな避妊去勢手術の提供を可能にしています。

 


にじのはしスペイクリニックさんと打ち合わせのため岐阜本院まで行ってまいりました!

 


このモバイルスペイを利用し、

月に一度、岩手県内にて1日最大30匹(3日間で90匹)、

年間1000匹の避妊去勢手術の提供を計画しております。

 


ニャンと車の中が手術室になっており、
コンパクトで効率よく手術ができるように設計されているのです!

 

 

行政・福祉枠での【無償手術】も提供予定

このモバイルスペイでは、行政(保健所)に保護されているねこたち、福祉の支援が必要な方や、経済的に困難な飼い主・保護主の方々へ向けて、毎月30匹程度の無償手術を提供していく予定です。

 

こうした無償手術は、みなさまからのご寄付やREADYFORでのご支援によって実現されていきます。

 

 

これからも、「行き場のない命」を減らすために

診療所の閉院は後退ではなく、柔軟に形を変えながら、今できる最善のことを選び取るための一歩と考えております。


今後も、岩手という地域で実効性のある活動を継続するために、必要な変化を恐れず進んでいきます。

 

皆さまの継続的なご支援が、どれほど大きな力となっているか、私たちは日々実感しています。
どうかこれからも、私たちの活動を見守り、支えていただけましたら幸いです。

 

 

NPO法人もりねこ
理事長 工藤幸枝

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