ケアーン・テリア, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=764677 / CC BY SA 3.0

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ケアーン・テリアはテリア種のなかで最も古い犬種のひとつ。
スコットランドのウエストハイランド地方にあるスカイ島原産。
積石(cairn)の隙間や穴に棲息している小動物を捕らえるために使役され、スコットランドでは最古の使役犬と言われている。
本犬種のスタンダードはケアーン・テリア・クラブ・アメリカで確認できる。
現在の承認されているスタンダードは、1938/05/10のもので、イギリスのケネルクラブにしたがって採用された。
アメリカのスタンダードによれば、雄犬の体重は14lb(6kg強)、体高は10″(25cm)、雌犬の体重は13lb(6kg弱)、体高は9.5″(24cm)とされている。
しかしながら多くのケアーンのサイズはこのスタンダードとは異なっており、体高は9-13″(23cm-33cm)、体重は13-18lb(6-8kg)というのが一般的である。
また、ヨーロッパのケアーンのサイズはアメリカよりも大きい傾向にあり、骨格的にも頑丈な印象がある。
2009年現在の「ジャパンケンネルクラブ」の犬種標準では、FCI基準になり、体高はおおよそ28〜31cmだが、体重と釣り合いが取れていること。
理想的な体重は6〜7.5kgである。
となっている。
犬種標準はあくまでもブリーディングする際の理想の姿であり、犬種スタンダードからはずれていても欠点を持っているわけではない。
「毛」粗く、風雨に強いトップコートを持ち、その毛色はクリーム、ウィートン、レッド、サンド、グレイ、ブリンドルなど、あらゆる毛色が存在する。
ただし、各国のケネルクラブではブラック、ブラック&タン、ホワイトは許可されていない。
以前はホワイトのケアーンも犬種登録可能だったが、1917年にアメリカンケネルクラブは、ホワイトの被毛を持つ個体はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアとして登録することとした。
また、ブリンドルのケアーンはその生涯において頻繁に毛色が変わると言われており、ブリンドルが年とともにブラックやシルバーになるのは珍しいことではない。
被毛はダブルコートで、柔らかく密生したアンダーコートと、固いトップコートを持つ。
よく手入れされたケアーンは武骨でたくましい外観をしており、技巧や誇張とは無縁である。
プラッキング(ストリッピング)という毛を抜く手入れ方法が必要な犬種であり、ハサミでカットすると皮膚が弱くなり、皮膚病になる。
ケアーンテリアの皮膚は、他犬種と比べ弱いため、生後2か月頃から柔らかい毛を抜く事によって皮膚を丈夫にする 知的、活発、力強く、明るく、忠実である。
他のテリア種同様に頑固で強い意志を持ち、獲物を追って地面を掘り返すことを好む。
強い狩猟本能があり、広範囲の訓練が必要であるが、高い知能を持っており、訓練性能も豊富に持っている。
頑固さゆえ反抗的と思い違いされる場合もあるが、飼い主への服従を拒み刃向かう権勢症候群とは異なる。
子供の良き遊び相手になるが、子供を嫌う気難し屋もいる。
(個体差) もともと使役犬で、今でもスコットランドの一部で狩猟に使われている。
多くのケアーンテリアは独立心旺盛で、活発である。
家庭犬としては、以上の性質(通称テリアキャラクター)を踏まえていれば問題は無い。
ケアーンテリアをオズの魔法使いに登場するトトのようなイメージで捉える向きもあるが、作られたイメージと実際は別であることはいうまでもない。
上毛の剛毛は、指で引き抜くハンド・ストリッピング(finger and thumb とも呼ばれる)が必要で、普通のハサミや犬用のハサミを使ってしまうと、毛が途中で切れてしまい、剛毛が生えかわらないため、ケアン本来の武骨なイメージの維持は難しい。
ハンド・ストリッピングは、犬に対して害があるわけではない。
死毛を毛根から引き抜き、次の毛が生えてくるのを手助けするために行うが、毛流れの方向に抜くなど方法を学ぶことによって、犬に痛みを与えないよう抜くことができる。
この方法で死毛を取り除くことによって新しい被毛(剛毛)が生え、水や汚れから犬を守る。
ナイフ(Stripping Knife)で抜く場合もあるが、その場合は、ハサミと同様に毛を切らないよう、刃先をなまらせておくなどの工夫が必要である。
※ストリッピングを行う目安は、上毛が指4本の長さを超えたぐらい(7センチ程度)とイギリスのブリーダーは言う。
子犬毛は生後8~9か月まででいったん全て抜く。
なお、成犬になるまで一度も抜いたことがない…

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