子猫を抱くTHE YELLOW MONKEYのメンバー。左から廣瀬洋一(HEESEY)、吉井和哉(LOVIN)、菊地英昭(EMMA)、菊地英二(ANNIE)(撮影:八尾武志)

THE YELLOW MONKEYの9年ぶりにシングルCDとして発売された新曲『
CAT CITY
』は、TVアニメ「
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
」のオープニングテーマだけに、まさに猫・猫・猫づくし!!
 
というわけで、子猫と一緒に、色々と答えてもらいました。
 
収録前から、猫ちゃんの気配を感じて楽しみにしているメンバー。
 
子猫を驚かせないように、インタビューは小声での進行になりましたが、子猫が入ってくると声のトーンも1オクターブ上がってしまうほど。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

菊地英昭(EMMA):
カワイイ!!
 
菊地英二(ANNIE):
たまんないね〜これ。手ぶらで帰れないな(笑)。
 
廣瀬洋一(HEESEY)さんの腕に抱かれて、茶トラの子は左手をくんくんし始めます。
 
HEESEY:
匂いかぐ?俺、やっぱり猫の匂いがするのかな〜?

吉井和哉(LOVIN)さんは「かわいいね〜!!!!」となぜかEMMAさんの方をナデナデ(撮影:八尾武志)

――皆さん、猫はお好きでしょうか?

ANNIE:
知り合いの家に猫がいましたね。
 
EMMA:
猫好きです!!
 
LOVIN:
ていうかあの、(EMMAは)人じゃらしなんで。ギターを弾く猫じゃらしみたいな。人もたらす。じゃらす。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

EMMA:
猫はもう本当に、美しいと思っています。造形からしてちょっとズルいですよ。ヤバいです(笑)。
 
LOVIN:
猫が大好きな友人が多かったので、自分で飼ったことはないのですが、どこに行っても猫がいる環境でした。『CAT CITY』の歌詞を書く時に改めて色々調べましたが、(古代エジプトで)神に近い存在みたいな描かれ方をしていて、知られざる秘密がもっと発表されるのかと思います。
 
HEESEY:
生まれた時から今まで、猫と暮らさなかった年の方が短いですね。ほんの5年ちょっとぐらい。そのあとはずっと猫と暮らしています。今も猫が自宅に3匹。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――HEESEYさんは保護猫のチャリティー活動もされていますね。

HEESEY:
飼っている猫ちゃんたちも元保護猫ですし、元々興味があって。実家で飼っていた猫も結局、全部捨て猫とかそういう感じで。そういう感じで猫と接してきていたので、歳をとるにつれて、ますます保護猫の活動に興味を持つようになりました。
 
自分ちの周りにも地域猫とかいますし、身近な存在ですね。
 
LOVIN:
僕も保護されたんで、この人(HEESEY)に。若い時、この道に(笑)
 
埼玉…上野かな?上野で保護されてね。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――THE YELLOW MONKEYの過去の曲に、猫が出てくる歌詞、どのぐらいあると思います?

EMMA:
5、6曲…?
 
LOVIN:
結構出てきている気がするな。なんか猫の方が、ロックンロールの歌詞になりやすいというか。バンド名なんかも「ストレイ・キャッツ」とか。猫を題材にした曲も洋楽・邦楽にもいっぱいあるし、猫って歌詞に載せやすい。締まるというか。
 
HEESEY:
性格といいなんといい、猫ってロックだよね。ロックと親和性があるというか、すごく感じる。

――正解は8曲です!

ANNIE:
8曲!
 
EMMA:
6じゃなかったか。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」は漫画が原作ですが、お読みになっていかがでしたか?

LOVIN:
歌詞を書くにあたって読ませていただきました。パンデミックに関するメッセージもあるし、猫の本来、神秘的な部分も表現されているし、面白いですよね。
 
HEESEY:
猫好きがびしびしとシンパシーを感じてしまう「猫あるある」がふんだんに出てきてニタニタしちゃいました。仕草とか行動とかがバンバン出てくるのは、猫好きじゃないと出てこないですよね。

――歌詞の中にネット用語の「ネ申」が出てきますよね。ビックリでした。

LOVIN:
最初、(作曲した)EMMAのデモ音源で、歌詞が載ってない歌メロがあったんですけど、彼の言語のクセというか「うぇ〜うぉ〜」みたいな(部分を)どういう歌詞にしようかなと。
 
で、三日三晩考えたんですけど、ある時、ひらめいたのが、猫が神的な存在であるのと、猫のカタカナの「ネ」。あと「申」は「サル」とも読める、そして猫と猿(MONKEY)のコラボでもあるんで、「ネ申」と、思いついて、「キタ!」(指をパチン)みたいなね。
  
EMMA:
天才!
 
LOVIN:
ね(笑)。
 
HEESEY:
これでネット民の皆さんの心も掴んで!みたいなね!(笑)

インタビュー中盤、EMMAさんのところに子猫が集まり始めました(撮影:八尾武志)

――ネットメディアとしては嬉しいです!ネットカルチャーに精通されているんでしょうか?

LOVIN:
ちょっと意識的に使っているところもありました。そういう試みって、イエローモンキーとしてはあんまりやっていなかったので、ちょっと面白いかなって思って。なんか表現がちょっとコミカルになってきましたね。
 
SNSとかもよく見るし、自分たちのことをどう書かれているかとか、例えばフェスのあとはバンド名でエゴサしまくり。ある意味「企業サーチ」ですけどね(笑)。
 
あとは、子どもがもうちょっとわかりやすい、歌いやすいとか、そういうのも取り入れつつありますね。もうちょっと広く、伝えたいという(思い)もあって。

――EMMAさんはすっかりアニメファンということですが。

EMMA:
コロナ禍でアニメにハマったんですけど、主題歌とかエンディングも聴くようになって自分のプレイリストにもちゃんと、アニメのプレイリストがありますし、よく聴いてはいたので。
 
今回アニメだからってすごく意識して曲作りしたわけじゃないですけども、実際にこれが採用されると決まった時はこれでいいのかなってちょっと一回考えて、でも今まで聴いてきたアニソンとかでもこういう感じのところあるなと思って、自分の中でGOサインを出すことができて。バンドでやってみたらこうなってきたという感じなんですけど。自然に体には入っていたかもしれないです。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――コーラスの(ニャア)は印象的ですね。

LOVIN:
あれはデモで、元々あのパートのところにエマが、全然猫は関係なしで「ニャア」って入れてたんですよ。「ニャア」じゃなかったんでしょうけど、「ナー」ぐらい。それが、この言語なんで「ニャア」になっちゃった。
 
ANNIE:
EMMA語なんで。
 
LOVIN:
それが功を奏した。もうこのニャーを使わない手はないなと思って。だからもう、運命ですよね、もう。ニャンコの曲を作るために…。もうここに来るためにね。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――今回のシングル『CAT CITY』の初回生産限定盤には、2024年10月から始まったツアー「Sparkleの惑星X」の音源も収録されています。長丁場のツアーでしたが、いかがでしたでしょうか?BLOCK.3のNHKホール公演(2025年4月)を拝見したのですが、HEESEYさんがMCで「完全復活」とおっしゃっていたのが印象的でした。

HEESEY:
復活に向けてのポイントとなった(2024年4月の)東京ドーム公演で得たものがやっぱり大きくて、その後のツアー、フェスも含めて、毎日毎日が充実していて、まさに「完全復活」に向けてやってこれたな、という思いがあってそういう話をしました。
 
EMMA:
同じく東京ドームは、過去のライブの中でも一番、オーディエンス愛を感じたので、すごく気持ちが湧いてきて。自分本位ではない、皆の前に立つ時に、格好をつける自分ではないということを意識して、皆で作り上げる空間だというのを今までのツアーよりもより感じながらやっていましたね。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

ANNIE:
今回のツアーは、本当に新しいタイプの、今までやってなかったライブができているなっていう感覚がすごくあって、元に戻ったというよりは、次のステップに行ったなって思っています。

――ツアー「Sparkleの惑星X」のMCでは、特にオーディエンスの「願い」や「祈り」の存在で、ツアーが進むごとにイエローモンキーが次のステージに進んだとお話されていました。今回の作品にはその貴重な過程も収められているということですね。

LOVIN:
人間の意識ってすごい時空を超えるし、願いとか、目に見えない物に支配されている気がしています。そういう中で、例えば願いとか祈り、夢や希望とか、神様とか、目に見えないものを割と歌ってきたけれども、それがもっと科学的な根拠も持つ時も来るんじゃないかなって。
 
オーディエンスの願いとか、僕らの思いで、こうやってさまざまな活動を成し遂げることができたり、奇跡を生むことがあるじゃないですか。イエローモンキーが今の段階に到達する中で、それが明確になってきたような気がしています。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

――猫もまだ知られざる能力を秘めていると言われていますよね。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

LOVIN:
僕らが子どもの頃、よく「猫は霊感が強い」なんて言い方があったじゃないですか。そもそもそういう言い方が人間の「上から目線」的ですが、それと似ていると思います。
 
猫のかつて「神聖」な「神」的な存在だと解釈されていた本能は、人間が本来持っていたはずの動物の本能を失っているだけかもしえない、とも言えるわけです。
 
HEESEY:
昔はわからなかったことが色々わかるようになってきていますよね。実は猫はこんなすごい能力を持っているとか。動物の本能であるとか。だから、ある意味「目に見えない何か」を感じてツアーをやり遂げたってことと、猫には共通するところが多分あると思う。

――今後の構想はいかがでしょう?

LOVIN:
今すごくイエローモンキーの「本編」が始まっている気がするので。このまま、みんな元気なうちにやりたいことやって。
 
フェスとかも、色々と頑張ってたくさん出て行っていることも、伝わってるのかなって思います。
 
自分たちの「復活」も、新しいロックの、エンターテインメイントの部分でもあると思うし、自分たちがそれを引き受けられればいい。新しい形で希望を与えることもできるし、また違う鎧を身につけたような気もするし。だから、引き続き、頑張りますよ。

子猫と一緒に取材に応じるTHE YELLOW MONKEYのメンバー(撮影:八尾武志)

猫とロックのお話、動画でもどうぞ😘😺✨

(取材・執筆 泉谷由梨子)

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