秋田犬とアメリカンアキタ〜シェパードアキタって何⁈〜同じ先祖で異なる特徴

今回は、アメリカンアキタを説明していきます(302)。同じ先祖から分かれた2系統、どのような歴史を辿って来たのか見ていきます。

参考文献
○山崎薫「秋田イヌの人文および自然科学的解析〜日本アキタとアメリカアキタの違いからわかること〜」(麻布大学博士学位論文、2005)

2 Comments

  1. 戦後一時繫栄した出羽系なるシェパード色の強い系統で、金剛号もその一頭でしたね。
    ヘレン・ケラーが持ち帰った事で有名なアキタもこの系統だったようです。
    現在危惧されるのは大半の国のケネルクラブでは両品種ともアキタでまとめられていて、区別しているアメリカンケネルクラブでもグレートジャパニーズを「アキタ」、日本の秋田犬を「ジャパニーズアキタ」としている事です。

  2. 1960年代の図鑑の秋田犬の挿絵は、出羽系でした。まるでシェパードのような毛色でした。ムツゴロウこと畑正憲先生の愛犬も出羽系でしたね。間違いなく、このころの秋田犬の主流でした。
    太平洋戦争で、犬の供出をシェパードは逃れることができたので、混血が進んだ結果でした。
    その反動で、シェパードの要素を淘汰していった結果が、今の秋田犬なのでしょう。

    かつて出羽系が、大臣賞を独占していたことを思うと寂しい気がします。

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