【配信/アーカイブ内容】
動物の行動(特に犬の行動)へのよくあるアドバイス「褒める」「叱る」「無視する」について、3回の配信にわたって、「行動科学と倫理」から分析、解説。

そうしたアドバイスを取り入れるべきなのか? 続けるべきなのか?の判断材料となる知識をお届けします。

この回では、、「しっかり叱る」というアドバイスを取り上げています。

【前提知識】先にこっち↓を見てね!
①取り入れるべき?続けるべき?【科学と倫理から考える】犬の行動へのよくあるアドバイス 「よく褒める」
https://youtube.com/live/RT528zsi6Vo

【解説補足(2024.04.22】
学習者への攻撃が、学習者の他者への攻撃や破壊行動など他の問題となる行動につながる可能性について、ストレスが要因となることの解説をしましたが、「教え手の行動を学習者に模倣させる可能性」もあります。

近年、多くの動物種で他の個体の行動を模倣することがわかっています。模倣の対象はその動物と同じ動物種に限りません。犬や猫などが人の行動を模倣して行動すること(Claudia Fugazza, Ph.D., Ken Ramirez、他)もわかっています。

飼養者、管理者、トレーナーなど動物の近くにいる人が他者(その動物自身を含む)を攻撃するのを見た場合、その動物が「攻撃を模倣する」可能性があります。

【解説している行動のしくみ・行動科学またはトレーニングの専門用語】
※この回の内容の理解に必要な最低限の解説となります。より詳しく知りたい方は、BAW ACADEMYの各種コース・講座をご受講ください。
正の弱化、負の強化、ストレス、高次条件づけ、刺激般化、強化の自動性、正の弱化の副作用/不利益

【関連動画】
あなたは/あの人は本当に現代的な動物のトレーナー?
https://www.youtube.com/live/GK3mcXbNmjk?si=I7bdZSKVvKO-xHfB

https://youtu.be/sZQ_OilCKNo

問題になっている動物の行動への対処 4つのステップ
https://www.youtube.com/live/gelZoQvZb9A?si=BLAJ63iJ75HhTQHA

【アーカイブをご覧のみなさまへ】
YouTube動画、ライブ配信アーカイブへのコメント欄へのご質問には、回答しておりません。
動画の内容や使用している用語、現代的な動物のトレーニングについて、もっと詳しく知りたい方・学びたい方は、BAW ACADEMYが提供しているオンラインコースや対面講座をご受講ください。

【行動科学と動物のトレーニングの知識のアップデートにおすすめ】
▼BAW ACADEMY「現代的な動物のトレーニングの教科書」コースセット
https://www.bawacademy.com/collections/bundles
動物の福祉から行動変化の科学まで、系統的に学びたい・知識のアップデートをしたい方には、【3セット】コースがおすすめです。
行動科学の基礎固めをされたい方には、【2セット】コースがおすすめです。

▼BAW ACADEMY エラーレス・クリッカー・トレーナー(ECT)コース
動物のフラストレーションの原因となるエラー(消去の随伴)を予防し、起きてしまった場合にはすばやく的確に対応できるようになることで、エラーを最小限に抑えた(エラーレス)トレーニングを提供できるようになることを目指すコース。
2024年度の提供開始時期は夏頃を予定していますが、まだ確定していません。詳細は決定次第YouTubeコミュニティとインスタグラム(https://www.instagram.com/baw_academy/)に投稿いたします。
(2024年3月23日現在)

【BAW ACADEMY for Animal Care, Training and Behavior】
現代的な動物のトレーニングを提供するための知識・技術・マインドセットを学べるスクール
2023年ののべ受講者数は528名。動物に関わるプロの方だけではく、熱心な動物の飼い主の方も多くご受講いただいています。
https://www.bawacademy.com/

■オンデマンド型オンラインコース一覧
https://www.bawacademy.com/collections/courses

■一日集中講座
会場:東京・渋谷 ※対面のみ
開催日:不定期

▼犬を助け、うまく手伝える人になるための「ストレスシグナル講座」
〜ボディランゲージの科学的理解とオブザベーションスキル〜
https://info.bawacademy.com/2023stresssignal

▼動物のトレーニングの倫理
準備中

■最新のイベント・プログラム、その他のお知らせは、インスタグラムで!
https://www.instagram.com/baw_academy/

■情報提供、動物の行動のマネジメント、コンサルティング・教育サービスは、BAWedu株式会社として規定している現代的な倫理基準に基づいています。

code of ethics

【About me】
Miki Saito / 齋藤美紀
KPA CTP、CPDT-KA、Fear Free Certified® Professional

動物の行動とトレーニングのコンサルタント
ブラインドドッグ(眼に障害を抱える犬たち)のトレーニングのスペシャリスト

普段は主に、動物のトレーナー、獣医師、トリマー、ペットシッター、動物園・水族館スタッフなど、動物に関わるプロの方の継続学習と「現代的な動物のトレーニング」へのアップデートを講師として支援しています。

行動科学(行動分析学)・行動工学(ABA)・倫理・実践的知識と技術だけではなく、海外の現代的な動物のトレーナーたちが持つ視点やマインドセットもお伝えしています。

海外講師招致イベントの主催・運営も行っています。海外のトレーナーたちからは、ブラインドドッグ(目が見えない/目に障害を抱える犬)のスペシャリストとして認知され、記事執筆(英語)なども行なっています。

「動物たちにより安全でより親切な選択」を「当たり前の選択にすること」を目指しています。

Set your animals up for success!
動物たちを成功できる環境に置こう!

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2 Comments

  1. 今回の講義の内容に似た話をみきさんから聞くたびに、犬に嫌な思いをさせながらしつけをしていた過去の自分を思い出します。変わろうと決めて怒るのをやめた途端、トレーニング中ずっとイライラしている自分がいて、その時初めてこのイライラは怒ることで発散していたんだなと気付き、ものすごく申し訳ない気持ちになりました。犬のためにトレーニングなんかしてなかったです。なにかと理由をつけて怒ることは必要と自分に言い聞かせていただけでした。それに気付いたのは、怒ったりリードショックを与えたりすることで悩んでいた行動は減っていったけど、どんどん怯えるようになっていったうちの犬を見たときです。叱ったりリードショックをあたえろと指導してきた先生には「褒める回数がたりないからだめなんだ」と言われました。もし、うちの犬が怯えずに従順に従うようになったり悩んでいた行動が悪化したりしていたら、私の怒るという行動も強化され続けていたのかなと思うと恐怖でしかありません。そういうしつけの指導を受けて、そういうしつけをしていた訓練士を目の前で見て、圧倒的にデメリットが多いと今は思います。ほんとうに何も良いことがないです。今回もとても勉強になりました。改めて考えさせられる内容です。ありがとうございました。

  2. 今年に入ってから、新規の飼い主さまからのご依頼を受ける中で、「体罰」や「叱る」ことを正当化して、飼い主に指導する方法を取っているトレーナーが、実際まだまだ多く存在するんだという事実を思い知らされました。
    様々な情報が出回り簡単に誰でも検索したり調べたりできる情報も、「体罰」や「叱る」ことを推奨しているhow to情報があふれていて、「しつけ」に「熱心」な飼い主ほど、そのような情報からhow toを学んでいるなと感じます。

    私自身、Baw Academyで学ばせていただくことができて、さらにはこのようなYouTube配信で継続的に学ぶことができる機会を作っていただけることに、改めて感謝の思いでいっぱいです!!
    微力ですが、私が出会った飼い主には、美紀さんのYouTube配信のご案内をさせていただいております。

    ワンオペでこんなにすごい配信をしていただけることが有り難いと同時に、美紀さんの体調面で無理をされているのではと、心配にもなります。何か少しでも美紀さんのお役に立てることがないかな~と思っております。

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