南米チリで発生した地震で、津波が日本を襲った「チリ地震津波」から5月24日で62年です。宮城県内で最も被害が大きかった南三陸町では黙とうが捧げられました。
南三陸町役場では職員およそ70人が役場前の広場に集まり、海に向かって黙とうを捧げました。
今から62年前の5月24日、南米チリで前日に発生した巨大地震による津波が三陸沿岸部を襲い、旧志津川町では41人が亡くなりました。町民のうち、チリ地震津波以降に生まれた61歳以下は人口の6割近くを占めています。
南三陸町 佐藤仁 町長
「津波という災害に向き合う場所に住んでいる者として、常に災害に向き合うような心構えを持ち続ける必要がある」
町では教訓を後世に伝えようと、当時の写真などを集めた資料展を5月29日まで町の図書館で開いています。
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