17日、渋谷駅の前では宣伝カーも使って外出自粛への協力が呼びかけられました。
「まん延防止等重点措置」が適用されてから初めての週末を迎えた東京。
表参道や原宿では多くの人が行き交っていました。
17日の東京都の感染者数は759人。
2度目の緊急事態宣言が解除されてからは最多となりました。
1週間ごとの感染者数を見ても、感染拡大のペースが加速しています。
そして、死者数は10人。1か月ぶりに2桁となっています。
人が来ないことで深刻な状況が続いている店がありました。
東京・豊島区にある保護猫カフェ。
「まん延防止等重点措置」を受けて時短営業をしていますが、「保護猫喫茶 要にゃんこ亭」の小林千恵オーナーは『給料や貯金を崩したりとかはありますね。毎月10万円くらい』と話しました。
コロナ禍のペットブームの裏で飼育放棄が相次ぐなど、保護猫は増える一方。
小林オーナーは『コロナの影響で何件か猫カフェで潰れてしまったお店もあり、そこでお店にいた猫ちゃんとかも、うちで預かったりしている』と話しました。
この店では現在、寄付を募るなどしながら営業を続けています。
17日の埼玉県の感染者数は207人、千葉県は156人、神奈川県は247人となり、いずれも2度目の緊急事態宣言の解除後、最多となりました。
政府は20日から埼玉・千葉・神奈川・愛知にも「まん延防止等重点措置」を適用することを決めています。
この期間はゴールデンウィークをまたいでいますが、多くの観光名所を要する神奈川県鎌倉市はその対象からは外れています。
横浜市から鎌倉市へ来ていた人は
『全体的にそういう措置が取られた方がいいんじゃないかなと。個人的には早く落ち着いてほしいし、早くマスクをとる生活を送りたい』
『市の境で急に(対応が)変わるというのはちょっと・・・。じゃあそっちに行ったらいいのかと、みんなが行けるところに移動しちゃうんじゃないかって心配はあります』と話しました。
鎌倉市内で人力車を引いている「えびす屋鎌倉店」の金田藤九郎俥夫は
『来ることが問題というよりは、来てどう過ごすか、どう意識しているかが大事だと思うので、そこをみんなでできる限り意識した上で、良ければ来てほしいかなと』と話しました。
鎌倉市内の飲食店に勤務する人は
『横浜が人出が少なくなれば鎌倉も少なくなる。(措置が出されることは)実際は良いことだとは思うけど、暮らしていけなくなっちゃう』と話しました。
医療の逼迫が深刻化している大阪府。
きょうの感染者数は1161人となり、5日連続で1000人を超えました。
三度目の緊急事態宣言も現実味を帯びてきていますが・・・。
大阪府の吉村洋文知事は15日、
『19日でちょうど(まん延防止措置から)2週間になりますから、その週の推移、数を見て判断したいと思います』と話しました。
大阪府は14日、小・中・高校で、部活動を原則「休止」とするよう呼びかけることを決定。
また、大学に対しては、原則オンラインでの授業実施を要請しています。
「まん延防止措置」が適用されている京都市でも、大学側が対応を余儀なくされています。
およそ1万5000人が通う京都産業大学。
去年11月には、およそ3500万円をかけて大学構内にPCR検査センターを新設。
今年度からは学生のためにもオンライン授業を減らし、9割を対面式の授業にしてスタートを切ったばかりでした。
しかし、今回、京都府からの要請を受け、キャンパスに来る学生数を半分以下に抑える予定です。
17日の全国の感染者数は4799人となり、4日連続で4000人を超えました。
国立感染症研究所は、感染拡大が続けば、関東や中京圏、沖縄でも、5月の前半には、感染力の強いとされる変異ウイルスにほぼ置き換わると推計しており、警鐘を鳴らしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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