新潟県内では28日、新たに新潟市で110人、柏崎市で28人など、合わせて276人の新型コロナウイルス感染が発表されました。重症・中等症の人はいません。

このうち10歳未満の感染者が54人と、年代別の感染者数で最も多くなっていて、この日も新たに幼稚園などの関連で2件、小中学校関連で2件の集団感染が確認されています。

【県感染症対策・薬務課 星名秋彦 課長】
「(感染者数は)ピークアウトしたとは思うが、依然として高い水準で高止まりをしている。また、中等症と重症者の割合は高齢者の方の感染割合が増えてきている」

感染の高止まりが続くなか、3月6日に期限を迎えるのが“まん延防止等重点措置”。

【岸田首相】
「第6波の出口に向かって徐々に歩みを開始することとし、感染状況が落ち着いてきた地域のまん延防止等重点措置の解除による行動制限の緩和(を行う)」

政府は首都圏や関西圏など、病床使用率の高い10都府県以外の地域でのまん延防止措置解除を検討しています。

県内の専門家からは感染の高止まりが続くなか、「積極的に解除する理由は見当たらない」との声もあがっていますが、花角知事は28日夕方幹部を集めて会議を開き、感染状況などについて情報を共有。

県は3月1日対策本部会議を開く予定でしたが、他県などの対応を見るため2日に延期し、引き続き対応について協議を続ける方針です。

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