津波などの際、水の流れで浮上して自動的に開閉し、陸側への水の浸入を防ぐ「フラップゲート」と呼ばれる防潮堤の見学会が気仙沼市で開かれました。

見学会が開かれたのは、気仙沼市唐桑町の石浜漁港です。見学会では海側に設けられた水槽に給水していくと幅6メートル、高さ4.5メートルのフラップゲートが水の流れで浮上していく様子が再現されました。
気仙沼市によりますと水の力だけで浮上し、浸水を食い止めることができるため、津波の際、人が駆け付ける必要がなく、電動式と比べて維持費も削減できるということです。

見学した人
「私のいるところは完全に防潮堤に囲まれている場所なので、安心できると思う。海の仕事をやっているので」
「消防団員の活動がなくても自動でできるので、消防団員1人ひとりの命も助かる」

市では34カ所にこのフラップゲート式を採用していて、すでに26カ所で工事が完了しています。

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