新型コロナウイルスのオミクロン株に新たに15人が感染していることが確認されました。全員、空港検疫で陽性と判明したということです。帰国した日は、7日~12日までの6日間に渡っています。

15人のうち7人が羽田空港から入国した人でした。残りは、7人が成田空港、1人が関西空港でした。滞在国別では、イギリスとアメリカが、それぞれ5人で、アフリカの国を上回っています。そして、初めて確認されたのが、UAE=アラブ首長国連邦。今回の15人は、全員が異なる便に乗っていて、UAEからの入国者のみ、これまでの感染者の濃厚接触者です。15人のうち症状があるのは3人で、全員、咳がでるということです。今回の15人の濃厚接触者は、1091人に上ります。これで、国内でオミクロン株が確認されたのは、合わせて32人となりました。

WHO=世界保健機関は、オミクロン株が、これまでの変異株と比べ、速いペースで広がっていると指摘しました。
WHO・テドロス事務局長:「これまでに77カ国から感染例が報告されている。まだ見つかっていないとしても、ほとんどの国に存在しているでしょう。これまでにない速さで感染が拡大している」
オミクロン株の感染拡大で、一部の国で、ワクチンの追加接種の動きが加速していることについて、「ワクチンの不公平な分配を繰り返すことになる」と懸念を示しました。

CDC=アメリカ疾病対策センターが14日に明らかにしたデータによりますと、11日時点で、アメリカで流行している変異株のうち、2.9%がオミクロン株だと推定されています。さらに、ニューヨーク州を中心にした地域に限ると、13.1%がオミクロン株だと推定されるということです。

オミクロン株への備えとして期待されているワクチンの3回目接種。日本国内では、主に医療従事者を対象として、ファイザー製ワクチンの3回目の接種が進んでいます。

順天堂医院では、3回目を打ったのは約650人。気になる副反応について聞きました。
おととい3回目を接種した職員:「熱の高さや倦怠感を比べると、今回の方が重たい印象だった」
おととい3回目を接種した職員:「全く異常がなくて、(副反応の)症状が全く出ていない」

現在、3回目の接種については、2回目から『原則8カ月以上』空けることになっています。岸田総理は「できるだけ前倒ししたい」としていますが、ワクチンに限りがあることから、一律の前倒しは難しい状況です。

こうしたなか、厚生労働省の専門部会は15日夜、モデルナ製ワクチンについて、3回目接種への使用を了承しました。これで、国内で余っているモデルナの在庫を3回目に投入できることになります。政府は、高齢者施設の入所者らを優先して前倒し接種の対象とする方針です。
みなみ万騎が原・施設管理者:「『(接種を)2回しかやっていない、感染しました』あり得ますよね。絶対、利用者さまにはコロナに感染してほしくない。3回目で安心ですとなれば、先に打ってほしい」

モデルナの3回目接種が了承されました。15日の審議会で決まったことです。接種対象者は18歳以上、接種時期については、2回目接種から少なくとも6カ月経過後。そして、接種量ですが、1、2回目の接種ワクチン量は0.5ミリリットルでしたが、3回目は半分の0.25ミリリットルです。

半分で効果は得られるのでしょうか。長崎大学大学院教授で日本ワクチン学会の理事も務める森内浩幸先生に聞きました。

半分にした理由については、「これまではmRNAの量が多かった。接種量を半分にしても、十分な効果があるとわかったため、薬事申請した。半量でも発症や、重症化の予防効果は期待できる」といいます。

モデルナは、ファイザーに比べて、心筋炎などの深刻な副反応が多かったといわれています。
     
森内先生によりますと「半量にしたことで、副反応が軽くなることが期待される。心筋炎が起こることも少なくなるのでは」といいます。また、ファイザーと交互接種した際の副反応について、「交互接種で深刻な副反応が増えるかは、まだわからない。ただ、予防効果は、高まることが期待できる」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.