「ゼロステップ」と言う言葉の独り歩きがプレーヤーにとって不利益になっている場面が増えている気がします…
今回はバスケットボールにおいて2017年のFIBAルール改定以降、あたかも新たに『ゼロステップ』を活用した技や、ボールをレシーブする『新たな方法』があるかのような数多くの事実誤認に対して警鐘を鳴らすと共に、なぜ『元々あるもの(リーガルな動き)』をあえて2017年の改定時に改めて『ルールにしなければいけない理由』が生じたのかも解説しています。
NBAではハーデン、ドンチッチ、ヤニスからFIBAルールが当てはまる日本の小・中学生にも該当するボールの”保持”から次の動きまでや、ドリブルの終了からの動き、何がリーガルで『なぜゼロステップという技/技術が存在しないのか?』を一本の動画に網羅できたと思います。
00:00 オープニング 【動画の目的】
05:37 2017年ルール改定の目的と意図-【観られる事を意識】して変わってきたバスケのルール史-
14:16 日英ルールブックの確認【FIBAとNBAの表現の違い】
21:04 実際のプレー映像を交えた解説
26:25 ステップスルーにもみられる事実誤認
29:44 キーワードは『〇〇〇〇取りに釘をさすこと』
32:50 ダブルステップバック・ユーロステップなど多彩になったステップの解説
47:30 レシーブの際に許される歩数解説
52:15 クロージング “ゼロステップ(0歩目)”より大事なこと
53:50 追加 ギャロップステップ解説
56:13 エンディング
運命とは不思議なものでこの動画を撮ったその数時間後に、日本でも高名なレフリー3名の方とバッタリ出会い、意見交換をさせていただきました。
動画を実際に確認して頂いた訳ではありませんが、青木コーチとともに解説させて頂いたトラベリングルールに関する僕自身の理解に関しては大きな誤りはないだろうと自信が深まる時間でした。
【訂正】
一部発言『2015年のリオ五輪でも』となっていますが、正しくは2016年です。
【補足】
ダンクが禁止だったのは1970年代のNCAAとされています。
【Watch & C アカデミー YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCunWd7xYiR8DRGpfVhBRZ5Q
【動画内話題になった動画など参照】
佐々木クリスTwitter
ゼロステップの闇は深いなぁ〜
「比江島ステップ」が特定のステップの事を指すのではない、と同じように、ゼロステップは概念。ドリブルの終わりや始まりなど後付けでボール保持(ギャザー)を明文化しただけ。
昔はなかった、と思う方はこの↓90年代ハイライト2プレー目を是非https://t.co/gBf0RwPeL9— Chris Sasaki (@chrisnewtokyo) November 17, 2020
【キルシス バスケットボール協会】
【海外レフリー向け解説ページ】
http://www.basketref.com/en/index.php/?option=com_content&view=article&id=%207
【FIBA U-19 日本代表 2021フルゲーム】
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