3月3日の桃の節句に向けて、兵庫県上郡町では素朴な味わいのひな人形作りが最盛期を迎えています。

上郡町の「まつい工芸社」では、金色に塗られた竹の中に夫婦びなが仲良く並ぶ「かぐやびな」を作っています。

竹取物語のかぐや姫をヒントに30年ほど前に作り始めたという「かぐやびな」。 ひな人形の着物には京友禅和紙が使われていて、花飾りとともに地元産の孟宗竹に納めます。

温かみのある風合いと寄り添うかわいい姿が人気で、全国から注文が集まりますが、一つ一つを手作業で仕上げるため、制作には時間がかかるということです。

まつい工芸社では1000個のかぐやびなを仕上げる予定で、2月中の注文で3月3日までに届けられるということです。

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