菅総理は3日、自民党総裁選へ出馬しないことを表明しました。菅政権の1年、ターニングポイントは、どこにあったのでしょうか。
菅総理が、1年前からずっと最優先課題に掲げてきたのは、新型コロナウイルス対策です。去年9月の就任会見では、このように述べていました。
菅総理:「爆発的な感染拡大を絶対に阻止し、国民の皆さんの命・健康を守り抜く。そのうえで、社会経済活動との両立を目指す。国民のためになる、ために働く内閣を作る」
ところが、経済再生のための目玉政策『GoToトラベル』がつまずきます。結局、感染拡大に歯止めがかからず、全面停止に追い込まれました。このころ、内閣支持率で初めて、不支持が上回ります。
こうした状況の打開へ、トップダウンで推し進めたのがワクチン接種です。
菅総理:「ワクチン接種は国民の皆さん、一人ひとりの命を守る切り札。接種の加速化を思い切って実行し、まずは7月末を念頭に希望するすべての高齢者の接種を完了させる」
期限までに完了とはいかず、混乱もありました。
総理自身の発信力に批判が集まるなか、オリンピックが追い打ちをかけます。
菅総理は「安心安全な大会を開催する」と強調しましたが、結局、開催を可能とする判断基準は、最後まで明確に示されませんでした。
菅総理は、横浜市長選の惨敗から3日後には、このような意気込みも語っていました。
菅総理:「現在、進めているワクチンの接種。デルタ株に対しても明らかな効果があり、新たな治療薬で、広く重症化を防ぐことも可能。
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