この週末、愛知県で開催された音楽イベントで、多くの人がマスクを着けずに密集し、酒の提供も行われ、批判が集まっています。
■会場は“密状態”・・・マスク外しに飲酒も
28日・29日、愛知県で開催された野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」を撮影した映像です。
ステージ前を埋め尽くした大勢の観客は、肌が触れるほど密になり、アーティストからの呼び掛けに大声で応えていました。
現在、「緊急事態宣言」が発出されている愛知県。イベントの観客上限は5000人とされていますが、この日、会場に集まった観客は約8000人に上ります。
参加した男性は・・・。
県内からの参加者(20代):「満員電車の中、身動き取れないぐらいでしたね。アーティストも(観客に)『歌え』とあおりを入れていたので、危険だと感じた」
会場には、ソーシャルディスタンスを守るよう、地面に1メートル間隔でシールが貼られていましたが、観客が守る様子はありません。
休憩時間に入ると、観客が一斉に移動。距離を取るよう呼び掛けるスタッフの姿はなく“密状態”なうえ、マスクを外している人も大勢います。
そんななか、ステージ上からは「本当に自分の体は自分で守って下さい。本当に心配なんだ、皆が」との呼び掛けもありました。
しかし、混み合うなか、注意に従う客はあまり見られません。さらに、別の映像には酒を飲む多くの観客の姿が・・・。
多くのイベントが酒の販売や会場への持ち込みを禁止とするなか、このイベントでは会場で酒類の販売を行っていました。
■知事も市長も怒り“二度と使わせない”
30日夜になって、コメントを発表した主催会社。酒類を提供した理由については・・・。
NAMIMONOGATARI実行委員会HPから:「キャンセルできない物を販売しますと、県の担当者に報告し、過度な飲酒にならないよう、お1人様2杯までとし、販売することにしました」
こうした事態に、愛知県の大村秀章知事は・・・。
愛知県・大村秀章知事:「こういう形の横紙破りのようなことをやられると、一生懸命まじめに取り組んでいる方の足を引っ張る形になりますし。このフェスは、これで終わりということ」
実際の会場となった常滑市の伊藤辰矢市長も、怒りをあらわにしました。
常滑市・伊藤辰矢市長:「(以前から)トラブルの絶えないイベントでしたので、今回の開催も大変、危惧しておりました。私たちの勧告もむなしく、国や県の要請、ガイドラインも全く守られていない。極めて悪質なイベントでありました」
県や市は、二度とこのイベントの主催会社には施設を使わせないとし、抗議文を送りました。
■Zeebraさん謝罪 主催会社「認識の甘さ」
出演したミュージシャンは、SNS上で謝罪しました。
Zeebraさんのツイッターから:「県のルールにのっとっていると聞いていたので出演しましたが、開けてみたら、危険な状況でした。責任を感じています。誠に申し訳ありませんでした」
主催会社は、30日夜発表したコメントの中で、こう謝罪しています。
NAMIMONOGATARI実行委員会HPから:「すべての準備が終わっていたタイミングで、イベントを中止や延期にすることが物理的にできませんでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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