アフガニスタンの武装勢力「タリバン」が首都カブールを制圧後、初めて記者会見を開き、今後、国内すべての勢力と協力して新たな政府を樹立する方針を明らかにしました。
17日夜、カブールで1時間にわたって記者会見を開いたタリバンの報道官は反発する勢力やアメリカ軍に協力した市民など、すべての国民に恩赦を与え、報復はしないと話し、空港で出国しようとする市民には「家に戻って国のために協力してほしい」などと呼び掛けました。
一方、懸念される女性の権利については「イスラム法が許す限り仕事や教育で区別されることはない」としたうえで、「20年前の我々とは全く違う」と理解を求めました。
ロシア、ラブロフ外相:「(情勢の正常化は)20年に及んだ米国とNATO(北大西洋条約機構)の価値観に沿うのではなく、アフガニスタン国民の伝統・歴史・慣例を尊重して行われるべきだ」
ロシアのラブロフ外相は17日、タリバンと協力する考えを示したうえで、周辺国を巻き込んだ対話の枠組みの必要性を強調しました。
復興に関与することで中央アジアでの影響力を強める狙いがあるとみられます。
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