例年より2割も安くなっている夏野菜もあるということです。レストランも大サービス、お得になっている訳とは。
「トマト」にこだわった、都内のイタリアンレストラン。メニューに「ある異変」が起きていました。
客:「『でかっ』と思いました。『トマトでかっ!』。こんな量、食べられるか分からない。自信なくなってきた」
人気の「完熟トマトのパスタ」。盛り付けるトマトの量を倍にするなど、増量サービスに踏み切ったのです。
トマトトマト・デ・ルーチェ、アモビオーナーシェフ:「トマトがいっぱいで余っている。去年と今年を比べて(仕入れ値が)20%安い」
店にとっては追い風です。夏野菜のトマトの仕入れ値が、例年より2割ほど安く済み、メニューはどれもトマトたっぷり。
トマトトマト・デ・ルーチェ、アモビオーナーシェフ:「(トマト増量は)コロナ禍のなか、来てくれた感謝」
都内のスーパーでも、ところ狭しと並んだ夏野菜。今年は値段が下がっているといいます。
かつてない安さだというのが「オクラ」です。
アキダイ関町本店・秋葉弘道社長:「10年に一度といっても過言ではない。3袋100円は破格。それくらい、今年は夏野菜がチャンス」
この日、ピーマンは・・・。
客:「3袋100円、とっても安い。買いだめしようかなと思ってきました」
さらに、キュウリは1袋98円。ゴーヤは1本88円。ほかにも、ナスやズッキーニなどの夏野菜も普段より3割ほど安く、お買い得に。
客:「(ズッキーニが)1.5倍くらい大きい。一人暮らしなので、いっぱい買っています」
こうした低価格の背景には、野菜作りに恵まれた天候があるといいます。
アキダイ関町本店・秋葉弘道社長:「毎年、この時期はゲリラ豪雨などで野菜が駄目になることがある。今、夏野菜をいっぱい出荷してる生産地では、そういう(ゲリラ豪雨)被害が少ない」
一方で心配されるのは、連日の悪天候。
秋葉社長によりますと、長雨の影響で今後、値上がりすることがあっても産地では夏野菜が順調に育っているため、すぐに値段は落ち着くのではないかということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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