台風9号から変わった温帯低気圧の影響で10日は、北日本から東日本で荒れた天気となっていて、青森県七戸町で川が氾濫したとして警戒レベル5の緊急安全確保が発表されました。

 台風9号から変わって発達した温帯低気圧が東北地方付近を通過している影響で、午前中、北日本から北陸で荒れた天気となっています。

 七戸町は町内を流れる中野川が氾濫したとして、午前8時半、倉岡川目地区の96世帯225人に警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表し、防災無線などを通じて直ちに身の安全を確保するよう呼び掛けました。

 このほか、青森県では、むつ市などで避難指示が出ています。

 下北半島のむつ市では、国道279号に架かる橋が崩落し、通行止めとなっているのをはじめ、その北の風間浦村では、複数の場所で土砂崩れも起きているということです。

 青森県によりますと、現在のところ、けが人などの情報は入っていないということです。

 一方、北海道室蘭では、3時間で79ミリの雨が降り、観測史上1位を記録しました。

 北海道から北陸では、11日にかけて150ミリから200ミリの雨が予想されています。

 さらに、北日本から東日本の広い範囲で強風が吹き荒れ、北海道や新潟県で瞬間的に30メートルを超える風を観測しました。

 午後も風の強い状態は続き、関東でも最大瞬間風速35メートルの非常に強い風が予想されています。

 土砂災害や河川の氾濫、暴風に警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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