原沢久喜が準決勝で敗れる　２大会連続メダルかけリネールと３位決定戦へ…柔道男子１００キロ超級

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東京五輪は３０日、柔道男子１００キロ超級が行われ、絶対王者テディ・リネール（３２）（仏）が準々決勝で、今年の世界選手権銀メダリストのタメルラン・バシャエフ（ＲＯＣ）に、延長の末に敗れる波乱があった。４分２９秒、隅落としで技ありを奪われた。五輪３連覇を逃し、敗者復活戦にまわった。

　リネールは、初出場した２００８年北京大会で銅メダル。２０１０年世界選手権無差別決勝で上川大樹に判定負けして以降、２０年２月にグランドスラム（ＧＳ）パリ大会で影浦心に敗れるまで約１０年、国際大会で１５４連勝した。今大会も金メダル候補で、原沢久喜（２９）（百五銀行）の最大のライバルとみられていた。

　大会前の読売新聞のインタビューでは「これまでの競技人生で、今が一番好調だ。誰が相手でも勝ち、金メダルを持ち帰る」と話していた。