時事日本 2021/04/18 体操 予選で7位の19歳 橋本大輝が逆転で初優勝 全日本選手権
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体操の全日本選手権は群馬県高崎市で男子の決勝が行われ、予選で7位だった19歳の橋本大輝選手が跳馬で世界最高難度の技を決めるなど逆転で初優勝を果たしました。 2位は谷川航選手、3位は萱和磨選手でした。予選でトップだった18歳の北園丈琉選手は6位でした。 体操の全日本選手権で予選7位から逆転で初優勝を果たした橋本大輝選手は、この冬に大幅に難しさをあげた演技構成を重圧のかかる決勝の舞台で大きなミスなく通しきり、逆転で優勝をつかみ取りました。橋本選手は千葉県出身の19歳。 長い手足と力強い下半身を生かした繊細かつダイナミックな演技が持ち味で、おととし高校3年生の時の国内大会で頭角を現し、白井健三選手以来となる高校生での世界選手権代表に選ばれました。 世界選手権では、得意のあん馬や跳馬、鉄棒などで日本の団体銅メダルに貢献しました。 去年の全日本選手権ではあん馬で落下するなどのミスが相次いで5位でしたが、この冬は跳馬で世界最高難度の「ヨネクラ」を取り入れるなど6種目中4種目で技の難しさを上げる練習に取り組み、大幅なレベルアップを図っていました。 今大会の直前の記者会見では「世界でトップになる練習を意識してやってきた。技の難しさも出来栄えもともにしっかりと上げて、国内で勝つことよりも世界で勝つための練習に取り組んできた」と自信を胸に大会に臨んでいました。 橋本大輝選手は「予選7位で通過して、トップとの点差も開いていたので、きょうはNHK杯につながるようにミスなく演技をしようと臨んだ。最後のゆかは笑って終わりたいと思って演技をした。笑顔で終われてよかったです」と振り返りました。 そして来月のNHK杯に向けて「安定した演技を見せて、日本のエースと呼ばれるようにがんばります」と意気込みました。
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