愛知県尾張旭市の中学校で、半分以上の部活動が今年9月以降活動停止になることがわかりました。学校側は顧問が確保できないためと説明しています。
【写真を見る】「納得できない」 中学の部活 顧問おらず半数以上停止へ 人事異動や家庭の事情で確保難しく… 愛知・尾張旭市の西中学校
多数の部活動が停止になるのは、尾張旭市立西中学校です。4月14日、保護者に文書で現在17ある部活動のうち、9月以降残るのは野球やバレーボールなど7つで、バスケットボールや陸上など残り10の部活は、活動を停止する見通しが通知されました。
西中学校には教員が40人ほどいますが、学校側は教職員の異動や、家庭の事情などで顧問になる教員の確保が難しいためとしています。
■「一番力を入れてきたものを奪われるのは、納得できない」
この動きに生徒からは「一番力を入れてきたものを奪われるのは納得できない」「卒業するまで続けることができないか検討してほしい」などの声があがっています。
そして、保護者は…
(生徒の父親)
「子どもの活動場所がこういう形でなくなっていくのが、先生たちの働き方改革なのか。例えば(先生が)交代で見られないのか」
■教員の勤務状況 残業が過労死ラインに達する人は6割近く
学校の部活動については、文科省が10年前 教員の勤務状況について調査したところ、残業が過労死ラインの月80時間に達する人が6割近くに上り、特に部活の顧問が大きな負担になっている実態が判明。
(松野博一文部科学大臣 2017年 当時)
「教員の業務負担の軽減に向けて、スピード感をもって対処しないといけない」
■市内3校合同の地域クラブ活動に移行の方針
尾張旭市の教育委員会は、今回の件について「顧問は学校の専決事項で市教委は口を出せない」としていますが、ことし9月以降は、土日祝日の学校での部活動をなくして、市内3校合同の地域クラブ活動に移行させる方針です。
教師の働き方改革の中、生徒にとって学校生活の一部でもある部活動は、今後さらに姿を変えていきそうです。
CBCテレビ
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