The Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Frank E. Petersen Jr. fires a Tomahawk Land Attack Missile during operations in support of Operation Epic Fury.米軍はイランとの戦争で数百発の弾薬を消費した。この戦争では、脆弱な停戦が成立する前に米軍が1万3000以上の標的を攻撃した。米海軍提供専門家の評価によれば、アメリカはイランとの戦争において主要な弾薬を大量に使用した今回の戦闘を継続するには十分な備蓄があるが、「リスクは将来の戦争にある——そのリスクは長年にわたって続く」と専門家らは述べたこれらの弾薬の多くは対中国戦において不可欠であり、補充には長い時間を要する

アメリカはイランに対して重要な弾薬を非常に高い消費ペースで使用しており、将来の戦争—— 特に中国との戦争 —— においてリスクに直面する可能性があると、防衛専門家らが警告した。

戦略国際問題研究所(CSIS)の2人の戦争専門家が新たな報告書で述べたところによると、米軍はイランに対する航空・ミサイル作戦の39日間で、7種類の主要弾薬を「大量に使用」し、その後脆弱な停戦が発効した。

弾薬備蓄を検討した結果、米軍は「いかなる現実的なシナリオにおいても、この戦争を継続するに足るミサイルを保有している」と両氏は記した。「リスクは将来の戦争にある——そのリスクは長年にわたって続く。」

問題は、使用された弾薬の数と、それを補充するのに要する時間だ。

「これらのミサイルは、西太平洋における潜在的な紛争においても不可欠となる」と、CSISの研究者マーク・キャンシアン(Mark Cancian)とクリス・パーク(Chris Park)は述べた。

「イランとの戦争が始まる前から、備蓄は同等の競合国との戦闘には不十分とみなされていた。その不足はいまやさらに深刻化しており、中国との戦争に十分な水準まで備蓄を積み上げるにはさらなる時間を要する。」

備蓄の減少はウクライナや同盟国への供給にも影響を及ぼし、最終的には「アメリカも、備蓄の補充・拡充を望む各国と競合することになる」と両氏は述べた。

枯渇する備蓄

7種類の主要弾薬、すなわち長距離地上攻撃弾薬および防空・ミサイル防衛弾薬は「この戦争において高い効果を発揮しており、それに応じて消費量も多い」と専門家らは述べた。報告書によると、アメリカは4種類の弾薬について、開戦前の在庫の半数以上を消費した可能性があるという。

防衛面では、アメリカは開戦前に終末高高度防衛(THAAD)迎撃ミサイルを約360発保有していたが、過去の紛争で既に減少しており、今回の戦争で190〜290発を使用したと研究者らは推定した。この推計は、国防総省の予算文書を含む公開情報に基づいている。

広く普及しているパトリオット防空システム向けのPAC-3迎撃ミサイルも高い消費率を示しており、アメリカは開戦時に約2330発を保有していたが、最大1430発を使用した。ただし、旧型バージョンが残存している可能性もある。

Two large green truck-mounted weapon systems in the snowパトリオットシステムはイランとの戦争以前から需要が高まり、在庫が逼迫していた。Sebastian Kahnert/picture alliance via Getty Images

迎撃ミサイルは世界的に需要が急増しており、開戦前から在庫不足への懸念が生じていた。ウクライナはすでに深刻な不足を警告しており、アメリカがイランに対して使用したことで自国への供給に影響が出ることへの懸念を示している。

アメリカは開戦前に艦艇発射型のSM-3迎撃ミサイルを400発以上保有しており、130〜250発を使用した。SM-6の使用量はそれより少なく、約1160発のうち最大370発が使用された。

攻撃用の打撃兵器としては、アメリカは開戦前に精密打撃ミサイル(PrSM)を約90発保有しており、推定40〜70発を使用した。PrSMは比較的新しい弾薬であり、今回の紛争が初の実戦投入となった。

もう一つの弾薬はトマホーク地上攻撃巡航ミサイルであり、報告書によるとアメリカはイランとの戦争前に3000発以上を在庫として保有しており、今回の紛争で850発以上を使用したと推定されている。

また、アメリカは開戦前に長距離巡航ミサイルである統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM)を4000発以上保有しており、約1000発を使用したと報告書は述べている。

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精密誘導弾の備蓄補充は「4〜5年」必要

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