専用ボックス活用、35時間で
仮設資材のレンタルを手掛ける日建リース工業は3月16日、今年2月末に活魚輸送専用コンテナ「魚活ボックス」を使ったJR貨物との鉄道活魚輸送を実施し、三重県尾鷲市から東京・豊洲市場まで35時間の長距離輸送で生存率100%を達成したと発表した。
「2024年問題」やトラックドライバー不足などを考慮し、鉄道を幹線輸送として組み込む新たな活魚物流モデルの実現可能性を実証した。


東京貨物ターミナル駅でJRコンテナから魚活ボックスをトラックへ載せ替える様子
課 題
予測数値
対象
輸送能力不足(2030年)
約35%
物流業界全体
活魚車の減少(2035年)
約30%
水産物量
活魚車ドライバーの減少(2035年)
約40%
水産物流
出発地
到着地
輸送手段
三重県尾鷲市(養殖場)
岐阜貨物ターミナル駅
🚛 トラック輸送
岐阜貨物ターミナル駅
東京貨物ターミナル駅
🚂 JR貨物 鉄道輸送(幹線)
東京貨物ターミナル駅
豊洲市場(江東区)
🚛 トラック輸送

養殖場での積み込み作業(三重県尾鷲市)

養殖いけすから真鯛を取り出す様子

魚活ボックスへの積み込み

豊洲市場に到着した養殖真鯛(真鯛用カゴ入り)
「魚活ボックス」は活魚輸送専用に開発されたスマートコンテナ。水中の溶存酸素濃度をリアルタイムで計測し、規定値を下回ると自動で酸素を供給する自律制御機能を搭載。長時間・長距離輸送でも活魚の品質を安定維持できると想定している。
水容量
約1,200リットル(標準タイプ)
収容量(真鯛)
専用カゴ使用で約160〜200尾/台
酸素管理
溶存酸素濃度の常時計測+規定値以下で自動供給
電源
固定時100V/輸送時バッテリー駆動
バッテリー駆動時間
標準仕様:約11時間 / 増設時:最大約33時間

(藤原秀行)※いずれも日建リース工業提供
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