ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.02.26 06:50

ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が25日(現地時間)、就任後初めて中国を訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行った。貿易赤字を意識し、公正な協力を強調した。

同日午後、北京の釣魚台国賓館で開かれた会談で、メルツ首相は習主席に対して「我々は世界3大産業国のうちの2カ国だ。大きな責任であると同時に大きな機会でもある」とし、「両国は数十年にわたり良好な二国間関係を維持しており、今後も発展させていきたい」と述べたとドイチェ・ヴェレが報じた。

習主席はメルツ首相に対し「客観的かつ理性的に中国の発展を見つめ、肯定的で実質的な対中政策を施行することを希望する」と強調したと中国中央テレビ(CCTV)が報じた。習主席はまた「開放的で、相互利益となる革新パートナーを提案する」とし、「両国の人材と知識、技術の双方向交流を支持し、人工知能(AI)など先端領域で対話と協力を促進しよう」と呼びかけた。

習主席は特に「中国は欧州の自立と自強を支持する。欧州は中国と共に戦略的パートナーとしての地位を守り、開放と包容、協力と共栄を堅持しよう」と述べた。ドナルド・トランプ米国大統領の独走に伴う米国と欧州の葛藤を、中国に有利に活用しようという趣旨と分析される。

メルツ首相はこれに先立ち、李強首相との会談で「我々(ドイツ)は協力において非常に具体的な懸念を抱いている」とし「これを改善し、より公正なものにすることを望む」と述べたとロイター通信は報じた。李首相は「中国とドイツは協力に対する信頼を強化し、多国間主義と自由貿易を共同で守り、より正義にかなった公正なグローバル・ガバナンス・システムを構築するために努力しなければならない」と強調した。

両首相は会談後、気候変動およびグリーン転換、動物疾病予防、サッカー・卓球などスポーツ協力を含む協力文書5件を締結した。先月、それぞれ8件と12件を締結したカナダや英国に比べると実質的な成果は乏しかったとロイターは報じた。メルツ首相は26日に杭州へ立ち寄り、ヒューマノイド(ヒト型ロボット)メーカーのユニツリー(Unitree)本社を訪問する。メルツ首相の中国訪問は、昨年5月の首相就任後、約10カ月で実現した。

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