「森みたいな家」通称「もりいえ」は、今年4月にオープン予定の複合交流拠点です。
場所は、小田原市石橋。シェアハウスとゲストハウスの機能を持った、都市と地域とを「暮らし」によって緩やかにつないでいく「家」のような場をイメージしています。
定住する人、二拠点で暮らす人、年に数回いる人、初めて訪れる人、この家にいる時間も頻度も人それぞれですが、もりいえに集まる人たちはみんな、もりいえでの生活を共に営んでいく大切な住人です。ぜひ、一度暮らしを重ねに来てください。

シェアハウスの住人とゲストハウスの家守たち
4月のオープンに向けて、仲間たちと少しずつ「もりいえ」をつくり始めています。ご支援いただいたお金は、「もりいえ」らしさを象徴する2つの共用部の改修に使わせていただきます。「もりいえ」にさまざまな形で関わることができるリターンを幅広くご用意しました。みなさまからのご支援をお待ちしています。

改修後のもりいえの姿にワクワク…
「森みたいな家」に込めた願い
ここからは、共同オーナーの嶋田と岡野が、それぞれの想いを語ります。
まずは嶋田から、プロジェクトが生まれた背景をお伝えさせてください。

なぜ「家」なのか?ー”安心”をみんなで育む拠点を作りたい
実は数年前、必死に事業に取り組んでいるのに何もかもが上手くいかず、大切に想っていた仲間が離れていってしまった経験があります。いま振り返ってもとても辛い出来事でした。
「こんな思いをしてまで、ぼくは何のために事業を続けるんだろう?」と自問自答する日々の中でようやく気づけたのは、ぼくは事業のために組織を作りたいのではなく、「大好きな人たちと時間(人生)を重ねる言い訳」として事業を営んできたんだ、ということでした。

ソーシャルバーPORTOの7周年合宿の様子
そして、大好きな人たちと人生を重ねる「言い訳」としてこれ以上ない場のひとつが、暮らしを共にする「家」なのではないかと思ったんです。
妻と息子と一緒にシェアハウスで暮らす中で実感しているのは、一人(一世帯)で暮らすよりも、仲間と暮らしを営むことで「生きる」ことへの安心感が格段に増すということでした。
例えば、みんなで食卓を囲んだり、みんなで畑づくりに挑戦したり、みんなで誕生日をお祝いしたり、そんな風に「わたしたち」で暮らしを営む(育む)ことで、少しずつ「生きることの大丈夫さ」が育まれていく。そして、生きることが「大丈夫」になっていくことで、「本当にやりたかったこと」や「大切にしたかった願い」を手放さずに生きられる状況もまた、少しずつ育まれるのではないかと思うんです。

コアキナイハウスでの日々の暮らし
ぼく自身の体験からも、何かに挑戦するために必要なのは、勇気ではなく「安心」だと思っています。だからこそ、それぞれが「わたし」を生きるという挑戦を選べるように、そのための安心をみんなで育む拠点として、「家」という場を共に営んでいきたいんです。
なぜ「森みたいな」なのかー「林」と「森」の違いから考える
どんな家を営みたいかと考えた時に浮かび上がったのが、「森みたいな」という言葉でした。
「林」と「森」の語源の違いをご存知でしょうか。
「林」は「生やし」を語源とする、他動詞的なニュアンスがあり、何かの目的のために、人が意図して生やした人工林のことを林というそうです。
一方で「森」は「盛り(あがる)」を語源とする、自動詞的なニュアンスがあり、結果として自然とそうなっていた自然林のことを森というんだとか。

早川の海沿いの緑は、どちらかといえば林です。笑
わたしたちの生きる社会に目を移すと、何かの目的のための「役割」や「肩書き」を背負って生きている人が多いのではないかと思います。それはきっと何かとの折り合いをつけるためには必要なことで、決して悪いこととは思いません。でも、森みたいな家ではそんな「役割」や「肩書き」をそっと脇に置いて、ひとりの「わたし」として居てほしい。
それぞれが「わたし」から湧き上がる願いに従って、そこに居る。そんな「わたし」たちが共に居られる場では、きっと本当の言葉が交わされ、それぞれの願いが応援される関係と環境が生まれるのではないでしょうか。

内覧会で近くを散歩している様子
一人ひとりの願いから、それぞれが活かし(生かし)合う関係で結ばれる森のような生態系が、豊かに盛り上がっていく。そんな「わたし」から始まる景色を、関わってくれるみなさんと育んでいきたい。まずは、そんな「わたし」の願いを込めて「森みたいな家」と名付けることにしました。

ローカルで営むということ
続いて岡野から、土地やローカルへの想いをお伝えさせてください。

なぜ「小田原市石橋」という場を選んだのか?
このプロジェクトは2025年7月から始まりました。匠くんとぼくとでシェアハウスとゲストハウスが共に営めるような物件を探していたんですが、ぼくたちの拠点(PORTOやコアキナイハウス)がある日本橋から2時間圏内で、かつ自然が豊かな場所を条件に考えていました。
初めて石橋という土地を訪れた時に、相模湾の水平線と箱根へ続く山々が一望できて、みかん畑に囲まれているこの景色を見て「これだ…!!」と直感的に思いましたね。
小田原駅まで東海道線で1駅という立地は、都市的な要素とローカル的な要素の両方を楽しめるという面白いポジションだと思っています。
さらには、一夜城や石橋山の古戦場跡といった歴史を感じられるスポットがあったり、早川駅の周りも漁港ならではの活気がある観光地でもある。そんな歴史や文化的にも豊かなところはかなり魅力です。

漁師が早朝から仕事をしている早川港
なぜ「ローカル×暮らし」をテーマに営むのか?
ぼくは一昨年まで、高知にある人口1000人の小さな農村に移住して生活していました。
チェーン店やコンビニはないけれど、目の前の川では鮎が取れて、収穫期にはゆずの香りが村中に広がり、自然に囲まれた暮らしの豊かさを感じることができました。近所のおばあさんはよくぼくたち夫婦を夕食に誘ってくれて、いつも振る舞ってくれる猪汁がとっても美味しくて、温かくて。

高知ではスマート農業実証に取り組んでいました
村で得られた価値観は今でも自分の礎になっている一方で、関係人口が増えると良いけれどみんながみんな今の職場や生活を手放して田舎に飛び込めるわけではないよな…、村に住み続けるというのも大変だな…というローカルで暮らすことに対する壁の高さも同時に痛感しました。

もりいえから歩いて5分の高台からの景色
森みたいな家はこの石橋というエリアで、ゆったりした歩みで長く営んでいきたいと思ってます。
その中で徐々に地域の方々と育まれる関係性をみんなにお裾分けができる。二拠点で生活する人、季節ごとに遊びに来てくれる人、初めての人…どんな人でも自然の豊かさやローカルの人の温かさを感じられる。森みたいな家にいる人たちだから、地域の方も安心して声をかけられる。
ちょうど森みたいな家の横を流れる小川のような、都市とローカルとを緩やかにつなぐ存在になっていったらいいなと願っています。

森みたいな家(もりいえ)の設計
もりいえの設計を担当するのは、2.5アーキテクツの森藤文華(ふんちゃん)です。
森みたいな家のコンセプトである森と、石橋地区の原風景である海と、森と海との間を流れる川をイメージしながら、2つの共用部と導線を軸に設計を考えてくれました。

森みたいな場所

海みたいな場所

ゲストハウスの週替わり家守
もりいえのゲストハウスは、週替わりの家守たちで営んでいきます。家守のみんなが、もりいえでの暮らしを「ときどき住人(ゲストハウスに宿泊する人)」にお裾分けしていきます。活動報告では、個性豊かな家守メンバーの紹介を随時発信する予定ですので、お楽しみに!

リターン解説
・宿泊(夕食付)…夕食はみんなで作る地のもの夕ごはん
もりいえでは「みんなでご飯を作って食べる」ことを大切にしたいと思っています。そして食材もスーパーにあるものばかりではなく、早川港でその日にとれた新鮮な魚介や、もりいえの庭で育てた野菜、地元の方からお裾分けしてもらった柑橘など。お楽しみに!
・体験…季節によって変わる体験
早川・石橋地区は海と山に囲まれた自然豊かな土地です。家から歩いていけるエリアには、みかん畑や竹林、釣り場、ダイビングポイントなど、自然に触れられるスポットがたくさんあります。小田原の季節によって変わる豊かな「自然のあそび」を体験していただけます!
・もりいえのオープン1周年記念イベントへのご招待&優先宿泊券…お祝い、そして暮らすようにすごす
一年後の周年イベントにご招待!徐々に変化していく文字通り「森みたいな家」の1周年を一緒にお祝いしましょう!3泊4日の宿泊券がついてきているので、暮らすようにすごすことを体験できます。
・場をつくりたい人の相談に乗ります
森みたいな家の構想からオープンまでの記憶と記録を綴ったプロセス資料のシェアと、オンライン相談会であなたの作りたい場を応援サポートします!
・超!おもてなしコース…嶋田・岡野があなたのためにめちゃくちゃもてなします
共同オーナーの嶋田と岡野が、あなたのために精一杯おもてなしします!!早川・小田原周辺だけでなく、真鶴や根府川などの綺麗な海辺の町、近くには湯河原や箱根などの温泉街もご案内できますので、ご要望をお聞かせください!
・開店祝いの観葉植物をあなたの代わりに育てます
森みたいな家にぴったりな観葉植物をあなたの代わりに大切に育てます!家で植物たちが成長していく様子を写真でお送ります。もりいえの成長とともに見守ってください!
※注意事項
宿泊日はなるべく支援者様のご意向に沿うようにしますが、場合によっては沿えないことがあります。
体験は季節によって変わります。追って体験のイメージを共有します。
オープンまでのスケジュール
2/1〜 共用部のDIYスタート
2月1週目 庭の草刈り、屋内の掃除
2月2週目 ガレージの棚の取り壊し
2月3週目 2月4週目 ダイニング・リビング家具造作
3/12(木) シェアハウスオープン!森の日(森が木が3つ、各数12なことから「森の日」を制定)
3月後半 暮らしを育む期間
4月後半 ゲストハウス正式オープン
ご支援いただいた資金の使い道
ゲストハウス共用部の設計 50万円
壁の解体・増設や照明等の内装工事 150万円
共用部の什器・家具の制作・購入 100万円
計 300万円
※これらの費用の一部をクラウドファンディングで募らせていただきます。
さいごに
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
ご支援のお願いではあるのですが、このプロジェクトをあなたに知っていただけたことそれ自体が、とっても嬉しいことですし、励みになります。
まずは4月のオープンに向けて、精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします!


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