ワイン、生ハム、フラメンコを連想しがちなスペインが主要先進国で有数の高成長国になった。

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 ユーロ圏で国内総生産(GDP)4位のスペイン経済が急成長している。国際通貨基金(IMF)によれば、2024年の実質GDP成長率は主要7カ国(G7)で最高の米国を0.7ポイント上回る3.5%。25年推計も2.9%、26年は鈍化するものの米国以外のG7より高い2.0%となる見込みだ(図)。1人当たりGDPは24年に日本を追い抜き、25年推計は日本より10%高い。5年前は日本の68%にすぎなかったが、様変わりした。失業率は11%と高いが、過去10年でほぼ半減。一般政府債務残高のGDP比は100%と、ドイツ以外のG7を下回る。

 スペインIE大学理事(国際関係学)で同国外務省の次官級高官を務めたマヌエル・ムニス氏は「高成長の大きな理由は人口ブームだ」と指摘する。IMF推計による25年総人口は20年比で4.9%増だった。G7との比較ではカナダに次いで高く、1%台の独仏や減少した日伊とは対照的だ。

「人口増を支えるのは移民流入だ。1970年代まで独裁政治下にあり、総人口…



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