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【02月10日 KOREA WAVE】「今年の旧正月は実家ではなくホテルへ行きます。うちのワンちゃんに“犬用トックク”を食べさせたくて」
家族と自宅で過ごすのが当たり前だった韓国の名節(旧正月)風景が、ペットと一緒に宿泊する「ペットカンス(ペット+バカンス)」へと移り変わっている。先祖供養の膳を整える代わりに、ホテルで愛犬のための「犬用トックク」や手作りおやつを用意して名節を過ごす人が増えているのだ。
今年の旧正月は17日を中心に最長9連休となるゴールデンウィークが可能となり、ペット同伴旅行の需要がかつてないほど活発化している。
高級ホテルは、単にペット同伴宿泊を認める段階を超え、ペットを家族の一員として扱う「ペット・ヒューマニゼーション(Pet Humanization)」サービスで旧正月需要の取り込みに乗り出している。
◆「手作り犬チキンで旧正月の膳」…体験型ペットカンスが満席
地方の拠点型ペット専門ホテルの熱気は、慶州・普門団地で最も顕著だ。
キョウォングループが運営するペットフレンドリーホテル「キノック(KINOCK)」は、旧正月連休期間(2月15~18日)の客室稼働率がすでに80%を突破している。
人気の理由は、単なる宿泊にとどまらないユニークな体験プログラムだ。キノックはペットフード専門家ムン・ヘダム代表とともに「ペットフード・クッキングデー」パッケージを展開。16~18日開催のクラスでは、トッククケーキやボトルケーキに加え、犬専用フライドチキンまで手作りし、愛犬に与えることができる。
楽しみも盛りだくさんだ。連休中の午前にはカフェ「スニフ」で無料の行動カウンセリングを実施し、午後にはチェギ蹴りやトゥホなど韓国の伝統遊び対決、犬同士の対決イベントが続く。
キノックの関係者は「ペットと一緒に料理し、交流する特別な体験を提供したかった」とし、「単なる宿泊よりもプログラム参加を望む飼い主の需要が圧倒的に多い」と語った。
◆「客室内にペット専用ジム?」…予約数20%増
ソウル・汝矣島のコンラッド・ソウルは、愛犬たちの「今日の運動完了」熱で活気づいている。
ホテル業界がコスト削減のためペットパッケージを縮小する傾向にある中、コンラッド・ソウルはサービスを高度化した「2026 ペット・メゾン」を新たに打ち出し、勝負に出た。
既存宿泊客のフィードバックを反映し、客室内にペット専用ランニングマシン、ジムボール、ドライルームを新設した点が奏功した。
名節の高カロリー特別食の後に客室で運動し、ヒノキ浴槽でスパを楽しむ「オールデイ・ウェルネス」プログラムを構築した結果、予約率は前年同期比で20%以上急増した。ペットが快適であってこそ、飼い主も本当の休息を得られるという逆転の発想が的中した形だ。
◆ラグジュアリーな“引きこもり名節”まで…進化する名節文化
混雑を避け、完全にプライベートな名節を望む人々は「朝鮮パレス・ソウル江南」へ向かう。28日まで提供される「ナイトアウト・ウィズ・マイ・ペット シーズン4」パッケージは、マスターズ・ジュニアスイート基準で15万ウォン分のインルーム・ダイニングクレジットを提供し、客室内での滞在を後押しする。
ル・クルーゼの食器やリカリカのクッションが用意された客室で、ジウィピークのドッグ缶やサンタ・マリア・ノヴェッラのシャンプーなど、プレミアムアメニティを楽しめる。ホテル入館時に別途予約不要で提供されるペット専用ベビーカーの貸し出しサービスも、移動の利便性を高めている。
ホテル業界関係者は「いまやペットは預けて出かける存在ではなく、名節の喜びを分かち合う核心的な家族の一員だ」とし、「ゴールデンウィークと相まって、ペットの美食とウェルネスのために惜しみなくお金を使うプレミアム・ペットカンス市場は、今後さらに拡大するだろう」と展望した。【news1 ユン・スルビン観光専門記者】
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