静岡県牧之原市の『おかげさまです杉山農園』は、2025年9月の竜巻でハウスの約8割が倒壊しました。今季の出荷は例年の2割の見込みで、再建の自己負担も大きく残ります。

 

そこで、“同じ被害を繰り返さない”ための、コンパクトハウスで農園を再建する資金として、クラウドファンディングに挑戦します。

 

 

農園概要

 

私たちは、静岡県牧之原市でイチゴの栽培、直売を行う『おかげさまです杉山農園』です。26歳の時に夫婦で非農家からスタートしました。地域の先輩農家さんたちに助けていただきながら、16年間、イチゴ農家を営んできました。

 

ビニールハウスでイチゴを栽培し、直売店での販売を中心に、青果市場、ファーマーズマーケット、和洋菓子店やカフェなど、さまざまなお取引先へ出荷しています。

 

 

 

農園のコンセプト・私たちの思い

 

私たちが大切にしているのは、「顔が見える農業」「地域に必要とされる農園」であることです。ただ作物を作るだけでなく、「どんな人が、どんな想いで育てているのか」が伝わり、お客様が笑顔になる農業を続けてきました。

 

直売店ではお客様とのコミュニケーションを大切にし、心の通う丁寧な接客を心がけています。「美味しかったからまた買いに来たよ」「子どもがすごく喜んだよ」と声をかけていただくことが、私たちの原動力です。

 

また、将来を見据えて、女性や高齢者、そして家族も働きやすい農園づくりにも取り組んでいます。

 

 

主な作物・特徴

 

イチゴ専門農家として、地元で長年愛されている「あきひめ」という品種を栽培しています。多種の有機物を施した、栄養豊富でふかふかの高設培土を使い、甘みと酸味、香りにこだわって育てています。直売店へ足を運んでくださるお客様だけではなく、加工品やスイーツにも使いやすい品質が評価され、地域の飲食店や菓子店からもご支持をいただいてきました。

 

 

 

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

2025年9月、台風15号に伴う竜巻による被災

 

2025年9月5日、牧之原市を襲った台風15号に伴う国内最大級の竜巻により、私たちの農園は大きな被害を受けました。

 

竜巻が農園を襲った時は、自宅にいたため自身やスタッフは無事でしたが、竜巻が過ぎ去った後ハウスに向かうと、まっすぐに立っているはずの骨組みがねじれて倒れ、ビニールも大きく裂けていました。

現実をすぐには受け入れることができず、その後しばらくの間は頭が真っ白になった状態から抜け出すことができませんでした。

 

 

 

 

 

被災の状況、被害額

 

栽培面積40アール(4000㎡)のうち、約8割のビニールハウスが倒壊しました。イチゴを植える予定だったハウスが使えなくなり、今シーズンは例年の2割程度しか出荷することができない状況となりました。9月下旬の植え付けに向けて半年間大切に育ててきた苗は、やむを得ず他の農家さんに引き取っていただくこととなりました。

 

 

苗を引き取ってくださった農家さんには感謝してもしきれません。同時に『来シーズンは必ず自分たちのハウスで育てて、恩返しをしたい』という気持ちが強くなりました。

 

ハウスを全て建て直すには2,500万円以上が必要です。保険金や補助金で一部は賄える見込みですが、今シーズンの売り上げは例年と比較して8割減となるため、ハウスの復旧と当面の農園の維持に、自己資金として1,000万円程度は必要となります。

 

プロジェクトの内容

 

プロジェクトの目的
~なぜクラウドファンディングなのか~

 

本プロジェクトは、被災したビニールハウスを復旧し、農園を再建することを目的としています。単なる復旧ではなく、“同じ被害を繰り返さない”ための復旧を目指します。

 

保険金や補助金だけでは再建費用の全てを賄えず、さらに今シーズンは出荷量が大きく減る(例年と比較して8割の減少)ため、自己資金だけでの復旧・農園の維持が難しい状況です。できるだけ早く“次の栽培につながる形”で再建を進めるため、応援してくださる皆さまのお力をお借りしたいと考え、クラウドファンディングに挑戦します。

 

目標金額

 

本プロジェクトはAll or Nothing形式で挑戦します。最終的な必要資金を鑑みて、第一目標金額は【100万円】に設定いたしました。この100万円を達成したあとのネクストゴールとして、当初の予定通り【300万円】を目指します。

 

第一目標としての100万円は、再建のスタートラインとなるハウスの骨組み資材の購入費に充てさせていただきます。第一目標達成後のNextGoalの300万は、ハウスの補強材の購入費および栽培資材・設備費に充てさせていただきます。

 

【今後の予定】

5月:ハウス施工完了 (プロジェクト実施完了)

7月:栽培設備工事完了(NextGoalのプロジェクト実施完了)

9月:植え付け  12月:収穫・発送開始

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

復旧への取り組み

 

復旧にあたっては、近年の災害傾向を踏まえて、災害に強いハウス構造を検討しています。超大型台風や竜巻のような風速70メートルを超える爆風には頑丈な大型ハウスでも潰れてしまいます。今回のプロジェクトでは、大きくて頑丈なハウスを建てるのではなく、小さくても丈夫でコストも抑えることができるコンパクトハウスを目指します。

 

私たちの考えるコンパクトハウスとは

 

1.ハウスの間口を小さく、高さも低くして風を受け流しやすい構造にする。
2.コンパクトながらも丈夫な材料を用いて、ハウスの補強もしっかりと取り入れる。
3.オフシーズン時にビニールを天頂まで巻き上げ可能にする。それにより、台風時期の暴風や竜巻から逃れる。
4.コストダウンに繋がり物価高に対応する。またメンテナンスを一人で行うことが可能になり維持費を抑える。

 

この4つを主に、諸先輩方の知恵も活かしながら、「壊れにくい」「復旧しやすい」農園づくりを進めていきます。

 

 

 

復旧後の取り組み

 

復旧後は、これまで通り地域の皆さまに安心・安全で美味しいイチゴを届けることを第一に、直売店運営や加工品づくりにも力を入れていきます。また、農園の状況や復旧の様子を発信し、地域の方、そして支援してくださった方々との繋がりを大切にしていきたいと考えています。

 

※復旧の進捗は

(Instagram:@sugiyama_nouen / HPブログ)で発信します。

 

今後の展望

 

今回の経験を無駄にせず、災害に強い農業モデルを地域に残すことが私たちの次の目標です。災害が多発する時代だからこそ、「続けられる農業」「守れる農業」を形にし、次の世代に繋げていきたいと考えています。

 

農園の復活のため、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。

 

おかげさまです杉山農園 園主 杉山泰行

 

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