金沢市の2025年1年間の火災件数が統計を取り始めて以降、最も少なかったことが分かりました。また、火災による死者も21年ぶりにゼロになりました。その背景には、消防職員が地域と一体となった、火事を防ぐ取り組みがありました。
【写真を見る】金沢市の火事が過去最少の64件、21年ぶりの死者ゼロ 消防局は「音の鳴らないの警報器は未設置と同じ」と交換呼びかけ
金沢市消防局によりますと、2025年1年間の金沢市での火災件数は64件と統計を取り始めた1950年(昭和25年)から過去最少となりました。
また、住宅火災での死者は2004年以来21年ぶりにゼロに。地域にとってうれしい話題ですが、なぜ火事を減らすことに成功したのでしょうか?
金沢市消防局予防課 酒井主計 担当課長補佐「高齢者が多い地域や、高齢者の見守りをする民生委員の方々、こちらの地域・団体の方と手を取り合って、防火安心講座という住宅防火を普及する講座を展開できた」
■火災警報器の「寿命」に要注意
過去10年間、金沢市では火災全体の件数は減ってきているものの、住宅火災はわずかに増加。特に高齢者の世帯で火事が増えていて、原因として「電気設備の老朽化」や「火災警報器の故障」が挙げられています。
火事に気づく最後の砦となる「住宅用火災警報器」ですが、2008年に設置が義務化されてからすでに18年が経過しています。10年とされる耐用年数を超え、なかには故障しているものもあると注意を呼びかけています。
金沢市消防局予防課 酒井主計 担当課長補佐「故障したものは音が鳴りません。音が鳴らないと、それはもう未設置と同じで、火災が起きた際、非常に危ないです。10年経った火災警報機がございましたら壊れる前に交換をしてください」
消防局は今後、防火安心講座の対象地域を広げながら、さらなる予防に努めたいとしています。
北陸放送

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