渇水が深刻な大渡ダムと鏡ダムについて1月26日、高知県と高知市はそれぞれ渇水への対策を検討する会議を開きました。
渇水の状況が続くと市民生活への影響はどうなるのでしょうか。
■桑名龍吾 高知市長
「大渡ダムでは2月初旬、鏡ダムでは3月初旬には貯水率がゼロとなるような状況」
26日に高知市役所で開かれた「高知市渇水対策本部会」は高知市の主要な水源である大渡ダムと鏡ダムの異常渇水について対応を話し合うもので、1998年に開催されて以来28年ぶりとなります。
■リポート
「鏡ダムに来ています。こちらダムの水面を見ると雨が少ない影響でダムの底が見え始めています」
高知市の水源の約6割を占める2つのダムの貯水率は26日の午後4時時点で大渡ダムが5.5%、鏡ダムが38.8%と少ない状態が続いていて、それぞれ取水制限がおこなわれています。
気象台によりますと高知県内の2025年11月11日から2026年1月21日にかけて降った雨の量は18.5ミリと平年のわずか9%。その要因は─。
■高知地方気象台観測予報管理官 今村和人さん
「夏・秋のうちに台風や秋雨前線の影響が弱くて秋の降水量が少ないとその影響が今に響いていると考えている」
雨が降らない状況が続くと、2月初旬には大渡ダムの貯水率がゼロに、3月初旬には鏡ダムの貯水率がゼロになることが想定されています。
県によりますと渇水の影響で県内の一部の地域では、露地野菜の生育の遅れや地下水が枯れたなどの報告が上がっているということで、今後も水不足が続いた場合は、深刻な農業被害が出る可能性があるということです。
気になるのは今後の天気。雨は降るのでしょうか。
■高知地方気象台観測予報管理官 今村和人さん
「2月から4月にかけてまとまった雨が降る確率は低いと考えている」
県と市では、現時点で市民生活への大きな影響はないとしていますが、節水がおこなわれると影響を受ける場所も。
■高知市上下水道事業管理者 山本三四年さん
「高台とか低層マンションで水が出なくなる、とくに朝晩みなさんが水を一気に使う場合に影響が顕著に出ると思う」
高知市上下水道局によりますと今後も雨が降らない状況が続いた場合、断水などの可能性があるとして、県と市では、引き続き節水の協力を呼びかけています。

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