多額の負債を抱え破産手続きに入っている利府町の中古車販売店についてです。
この販売店を巡っては、代金を支払ったのにも関わらず納車されないトラブルが相次いでいますが、弁護士は「代金が戻ってくる可能性が低い」と指摘します。どのような対策が必要なのでしょうか。
【写真を見る】中古ランドクルーザー納車トラブル 弁護士「返金は可能性低い」と指摘する理由 トラブルを避けるためには…
宮城県利府町神谷沢に本社がある中古車販売店「カージャパン」。
約5億円の負債を抱え1月、破産手続きに入ったものの「代金を前払いで支払ったのに納車されず会社とも連絡が取れない」というトラブルが相次いでいます。
男性:
「悪質な意図があったのか、それとも本当に経営がうまくいってなくて倒産してしまったのか真実を知りたい」
tbcの取材に応じた埼玉県在住の男性は、代金の前払いを求められ、2025年2月、約480万円を支払いましたが納車はされていません。
男性:
「実績を信頼してこのお店で買おうと思って契約をしたが見事に裏切られた」
「カージャパン」は県中古自動車販売商工組合に加盟していて、組合の相談窓口にも同様の被害に関する複数の相談が寄せられているといいます。
一部の客からは「破産することが分かっていて契約するのは詐欺罪にあたるのでは」との声がありますが、弁護士は「詐欺罪に問うのは難しい」と話します。
太田伸二・弁護士:
「詐欺は騙してお金を払わせようとすることです。会社の経営者がまだうちの会社はやれると思って営業を続けているとした場合、騙して金をとる行為はなかったと思う。そう考えると詐欺罪の成立を認めるのは難しい」
■今後「前払い」で高額の代金を支払った客に、代金や車は戻ってくる可能性はあるのでしょうか?
太田伸二・弁護士:
「お金がないということで破産申し立てをしているため払ったお金はかえってきません。また契約も解消することになるので車がくることも考えづらい」
「破産を申し立てた会社にお金が残っているのであれば破産管財人が配当ということで払った代金に応じて案分して返すことはある」
今回、確認されているのはいずれも高額の「前払い」によるトラブルです。
中古車販売店の関係者によりますと、料金の支払い形態は、各会社によって契約時に支払う場合や、納車時に支払う場合、ローンなど様々だということです。
弁護士もトラブルを避けるためには、料金の支払い形態などを確認し慎重に契約を進めることが必要だと指摘します。
太田伸二・弁護士:
「引き渡しと同時に払うようにする。前払いを求められても一部だけで済むような形態になっているかどうかがトラブルを避ける策になると思う」
東北放送
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