ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.19 09:21

16日(現地時間)、カナダのマーク・カーニー首相が中国との新たな戦略的パートナーシップの締結を宣言した。この日、中国の習近平国家主席との会談を終えたカーニー首相は、日壇公園で記者会見を行い、「我々は世界を我々が望む姿ではなく、あるがままに受け止める(We take the world as it is not as we wish it to be)」と述べ、カナダの価値観に基づいた現実主義外交の方針を明らかにした。G7(主要7カ国)の一員であるカナダが、ドナルド・トランプ米大統領が再選後に「(カナダを)米国51番目の州にする」として高率関税で圧迫したことを受けて、中国との密着を選択した形だ。香港の明報など中華圏メディアは「中国とカナダの関係改善により、米国が主導してきた中国包囲網が突破された」とし、合従連衡(利害関係に応じて団結し離散する)の国際秩序を予告した。

カーニー首相は今月14〜17日、カナダ首相としては8年ぶりに中国を訪問し、「首脳共同声明」や「経済貿易協力ロードマップ」など7件の合意文書に署名し、中国製電気自動車(EV)やカナダ産農産物に課していた相互の高率関税を撤廃した。

16日、カーニー首相は記者会見の冒頭発言で「中国との新たな戦略的パートナーシップは、今日の世界を反映するパートナーシップだ」とし、「現実的で、尊重し合い、利益に基づいた関与を特徴とする」と強調した。その上で「世界秩序が完全にひっくり返ったからだ」とし、「カナダは我々が望む世界ではなく、あるがままの世界を切り抜けながら、新たな航路を切り拓かなければならない」と力説した。

カーニー首相は、中国との関係が米国よりも「予測可能である」と述べた。記者会見中、米国と中国を比較する質問に対し、カーニー首相は「米国との関係は今に始まった話ではないが、中国との関係よりもはるかに多面的で深く広範だ」と前置きした上で、「しかし、ここ数カ月の間に中国との関係が発展してきた経緯を見れば、(中国の方が)より予測可能であり、今その結果を目の当たりにしている」と語った。

カーニー首相は18日、フェイスブックに訪中の成果をまとめ、「中国との新たな戦略的パートナーシップを築きつつある」とし、「このパートナーシップは野心的かつ実用的であり、国民に最大の恩恵をもたらすことができる分野に焦点を合わせている」と、重ねて実用外交の側面を強調した。

トランプ氏に翻弄されたカナダ、中国と密着…「新たな戦略的パートナーシップ」を宣言(2)


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