EU、米のグリーンランド巡る動き警戒 対応策協議

写真は欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)。エジプト・カイロで8日撮影。REUTERS/Mohamed Abd El Ghany

[コペンハーゲン 8日 ロイター] – 欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は8日、
米国によるデンマーク自治領グリーンランド領有に向けた動きが現実のものとなった場合に備え、EUがどのような対応を取るか協議したと明らかにした。
カラス氏は「グリーンランドに関し耳にするメッセージは非常に憂慮すべきものだ」と述べた。
また関係筋によると、北大西洋条約機構(NATO)大使らはグリーンランドについて「友好的な」協議を行い、NATOは北極圏の安全保障を強化すべきという点で一致した。
ルビオ米国務長官は7日、デンマークの指導者らと来週会談すると明らかにした。トランプ大統領がこのところ、グリーンランド取得への意欲を改めて鮮明にしていることが背景にあり、ルビオ氏はこの目標が後退することはないと示唆した。
こうした中、グリーンランド最大野党で、早期独立を目指すナレラック党の党首はロイターに対し、グリーンランド現政府に対し「デンマーク抜きで米政府と実際に対話するよう促す」と述べた。

この点について、グリーンランドのモッツフェルト外相は、デンマーク抜きでグリーンランドが米国と直接交渉することは法的に認められていないと述べた。グリーンランドは独自の議会と政府を有するが、外交と防衛に関する権限はデンマークが担っている。

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