本学研究・イノベーション共創機構産学官連携本部は12月2日、創立五十周年記念館において「岡山大学 R&D Showcase 2025」を開催しました。本イベントは、従来の「知恵の見本市」をリニューアルし昨年度から実施しているもので、研究者や学生が自らの研究成果を広く発信し、産業界や自治体、地域社会との新たな連携を生み出すことを目的としています。当日は学内外から400人を超える来場者が訪れ、会場は終日活気に満ちていました。
会場には78のブースを設け、本学の研究者・学生らが多様な研究シーズや社会実装に向けた取り組みを、ポスターや実物展示を用いて紹介しました。来場者からは専門的な質問や実用化に向けた意見が相次ぎ、会場各所で活発な議論が展開されました。
会場内では、本学教員による特別講演も行われました。学術研究院医歯薬学域の長谷井嬢教授(特任)は「共感的対話AIを基盤とした医療・ウェルネス支援プラットフォームの開発」について、岡山大学病院聴覚支援センターの片岡祐子准教授は「イノベーションの本質-ソーシャルデザインから考える-」について、さらに学術研究院環境生命自然科学学域の戸田雄一郎准教授は「3D空間情報の未来を拓く-トポロジカルクラスタリング技術と応用展開」について講演を行い、多くの来場者が聴講しました。
展示発表を対象とした来場者投票も行い、受賞者が選ばれました。表彰式では、櫻井淳副理事(イノベーション担当)が受賞者に目録を授与し、研究の社会的意義に触れながら今後のさらなる発展を期待するメッセージを述べました。
今年度は新たな取り組みとして、展示終了後に企業関係者と研究者、さらに学生も参加する交流会を開催し、約100人が参加しました。展示会場では十分に話し切れなかった内容について議論を深める場として、世代や立場を超えた多様な交流が生まれ、今後の共同研究や社会実装につながる貴重な機会となりました。
同日には、共創イノベーションラボ KIBINOVEの見学会も開催し、施設や取り組みを紹介。参加者は本学の産学共創を支える体制への理解を深めていました。
参加者からは、「多様な分野の発表があり知的好奇心が刺激された」、「研究者と直接対話でき、アイデアの具体化をその場で検討できた」、「学生の積極的な参加があり、交流が活発で刺激を受けた」、「新しい施設の見学が大変参考になった」などの声が寄せられ、全体として大変好評を得ました。
岡山大学 R&D Showcase 2025は、日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「優れた医療機器の創出に係る産業振興拠点強化事業」の支援を受け、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として開催されました。本学は本イベントを契機として、多様なステークホルダーとのつながりをさらに深化させ、地域社会や産業界と協働しながら、新たな価値の創出に取り組んでいきます。
当日掲示したポスターは、後日、研究・イノベーション共創機構ウェブサイトにて公開予定です。
企業・自治体との連携や相談を希望される方、また産学連携に関心を持つ学内研究者・学生の皆さまは、下記までお気軽にお問い合わせください。
○展示発表の来場者投票受賞者
<最優秀賞> *
・「VRとドローン映像による備中松山城の新たな観光体験」
環境生命自然科学学域 野上保之 教授、高梁市
・「World Robot Summit での岡大チーム Oshinobi のドローン展示」
環境生命自然科学学域 亀川哲志 教授
<優秀賞>
・「大規模言語モデル(LLM)を用いた留学生のための日本語能力推定」
ヘルスシステム統合科学学域 中澤篤志 教授
・「トポロジカルクラスタリングに基づく3次元空間センシング」
環境生命自然科学学域 戸田雄一郎 准教授
<最優秀学生賞>
・「社員の潜在能力を解き放つ!中高年ウェルビーイング向上プログラム」
白石奈津栄さん(大学院社会文化科学研究科博士後期課程・堀内研究室)
*来場者投票の集計作業において事務局に確認ミスがあり、最優秀賞を同票で受賞した亀川哲志教授および研究室の学生を当日の表彰式にて表彰できませんでした。
最優秀賞は野上保之教授と亀川哲志教授の同点2件と訂正させていただきます。
【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機 構産学官連携本部
TEL:086-251-8918
Email:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。

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