
レトロで落ち着いた空間が広がる店内=小松市土居原町で
小松駅に近い小松市土居原町に、昭和レトロをテーマにする「coffee(コーヒー)喫茶MADOI(まどい)」が21日、オープンする。公立小松大や金沢大など県内の学生がインターン生として店の運営などに携わり、町に新たな魅力をつくろうと意気込んでいる。(後藤仁)
脚の低いソファやテーブルが並び、カウンター席がある店内。かつて喫茶店「すみれ」として営業した建物を改装した。内装やメニューは学生が考え、鉄板ナポリタンやオムライス、フレンチトーストといった喫茶店ならではのメニューを用意し、学割メニューもある。
店は市内で飲食店を経営する牛山由美子さん(48)が4店舗目として企画した。牛山さんは飲食店「エムラインマーケット」(同市東町)などを20年近く営み、2024年に始まった小松商工会議所の経営セミナー「こまつ地域未来創造塾」に1期生として参加。創造塾で考案したビジネスモデルを、学生の協力で実現した。
学生の募集は、同じ創造塾の1期生でドライフルーツのブランドを展開する室井洸星さん(28)が担当し、30人ほどが集まったという。選考で5人を決め、10月から学生と改装前の店舗の掃除を始めた。
金沢大3年の清水瑠藍(るあ)さん(22)は「学生が飲食店経営の裏側を知り、ゼロから店を作れる機会はない」と話し、室井さんは「自分の持つ感覚を共有し、話し合えるようになった」と学生の成長を話す。
店は学生向けのシェアハウスを備えるほか居酒屋を併設し、全体の経営を安定させる。牛山さんは「これまで練ったアイデアが実現する。学生の新しい風を取り入れ、地域と一緒に盛り上がれば」と胸を膨らませた。
午前9時〜午後10時。月曜定休。

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