公開日時 2025年12月04日 13:45更新日時 2025年12月04日 13:45
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ドイツのクラブ・ライプツィヒの派遣が決まった中央大ハンドボール部副主将の中島大智=3日、東京都の中央大(中央大ハンドボール部提供)
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高橋 夏帆
中央大ハンドボール部は3日、学生7人をハンドボールの本場・欧州のトップリーグ所属のクラブに派遣すると発表した。大学として、学生を著名な海外クラブに派遣するのは初の取り組み。県勢からは興南高出身で副主将の中島大智(3年)が選出された。中島はドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒに約2ヶ月間派遣される。
3日、中央大で開かれた記者会見で、中島は「夢だったヨーロッパに挑戦できてうれしい。ドイツの伝統・文化・言語、競技への向き合い方など多くを学べるよう、一日一日を大切にして頑張る」と意気込んだ。
7人はU21日本代表とU19日本代表選出歴のある選手。ドイツ以外に、フランス、スペインのクラブへ派遣される。
中島は身長187センチ、体重90キロのPV(ポスト)。6月、U―21男子日本代表に選出され、ジュニア世界選手権で活躍した。1~3月に期限付きで琉球コラソンでもプレーした。
中央大によると、ライプツィヒは1954年創設と伝統あるチーム。過去に独リーグ優勝や欧州チャンピオンズリーグを制したこともある。近年は低迷しているが、若手育成には定評がある。中島は2月1日から3月末まで派遣され、セカンドチームに所属しリーグ戦にも出場する予定。
中央大の実方(じつかた)智監督は、7人がジュニア・ユースのアジア選手権と世界選手権で活躍し、2028年のロス五輪、32年のブリスベン五輪の代表候補の選手だとした上で「学生時代から本場のヨーロッパで経験を積み、卒業後ヨーロッパで活動するきっかけとなり世界と戦うための経験を積んでほしい」と話した。
派遣は日本のハンドボール界の強化と国際化が目的で、日本ハンドボール協会がクラブ探しに協力した。男子日本代表のトニー・ジローナ監督=スペイン・バルセロナ出身=が直接交渉。選手支援を目的に実方監督が中心に設立した、一般社団法人が費用を全額負担する。
日本代表は東京五輪とパリ五輪に2大会連続で出場するも、予選で敗退。実方監督は「体格は世界に劣るもスキルやスピードは劣っていない。海外で活動する選手がほぼおらず、世界と対等に戦うには世界での経験不足を感じる」と課題を上げた。
(高橋夏帆)

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