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2025.12.01 14:37

塚本直樹

 11月27日に実施された国際宇宙ステーション(ISS)へのロケット打ち上げでロシア唯一の有人宇宙船の発射台が損傷したと、ロシア国営宇宙公社(Roscosmos、ロスコスモス)が明かした。

 ロシアは27日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から「Soyuz 2.1a」(ソユーズ2.1a)ロケットを打ち上げた。しかし「31/6番射点」の火炎ダクト内に設置されたメンテナンスキャビンが、Soyuz 2.1aの打ち上げにより崩落した。

 Roscosmosは「ロケット打ち上げ後に行われる点検を実施したところ、発射台のいくつかの部品に損傷が見つかった。復旧に必要な予備部品はすべて揃っており、損傷箇所は近日中に修復される予定」と声明で述べている。しかし、修理に2年かかるとの見方も報道されている。

 31/6番射点は、資金不足から改修が見送られた「1番射点」が2020年に運用を終了して以来、ISSへの有人や無人の物資補給の打ち上げに使用されてきた。1961年1月から運用が開始され、これまでに400回以上の打ち上げに使用されている。

 ロシアが管理している他の発射台で、ISSへの打ち上げを代替できるかどうかは不明だ。Roscosmosは12月21日に31/6番射点から無人補給船「Progress」(プログレス)を打ち上げる予定。

ISSに搭乗する3人を乗せた宇宙船「Soyuz MS-28」を打ち上げるSoyuz 2.1aロケット(出典:NASA)ISSに搭乗する3人を乗せた宇宙船「Soyuz MS-28」を打ち上げるSoyuz 2.1aロケット(出典:NASA)

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Roscosmos発表
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