25日から26日にかけ広い範囲で黄砂が飛来する恐れがあり、鹿児島地方気象台は注意を呼び掛けています。気象台の観測の現場を取材したところ、意外な人たちがこの数値を活用していました。
(登島凜アナウンサー)
「午後2時すぎの城山展望台。空は晴れているが桜島が少し白く霞んで見える」
鹿児島ならではの景色を楽しみにしていた人も少し期待はずれだったようです。
(帰省した人)
「ちょっと見づらい感じ。霞んで見える。もう少しきれいに見えるかと思った」
この時期には珍しい黄砂。街の人も警戒していました。
(街の人)
「早めに風呂に入って手洗いうがいをして部屋の中に持ち込まないようにしたい。火山灰は慣れているが黄砂は毎日降るようなものではないからイメージは体に悪そう」
「黄砂のために傘。汚れちゃうし」
「(子どもが)まだ小さいので。外にあまり出ないようにしたい。まだマスクとかもできないから」
鹿児島地方気象台は24日、九州から東北の広い範囲に黄砂が飛来する恐れがあるとして注意を呼びかけました。気象台によると県内では25日から26日にかけ、水平方向の見通しが利く距離、「視程」が悪くなる恐れもあるということです。
気象台は見通しの距離を観測しています。見せてもらいました。
(鹿児島地方気象台・地福淳一調査官)
「これが視程計。片方から赤外線を照射している。散乱する光の量が多かったらそれだけそこにある粒状物質が多い。そうするとそれだけ視程が短くなる」
赤外線で見通しの距離を測る視程計。黄砂が飛んでいると赤外線を反射します。反射量を測ることで見通しの距離「視程」を計算すると言います。
25日の桜島は霞がかかり黄砂のようにも見えましたが、気象台の視程計が示した数値は正午以降は15キロから20キロ程度で決して見通しは悪くありませんでした。黄砂や火山灰の影響が大きい時には5キロほどになるそうです。
25日はほこりや雨が影響した可能性が高いということです。観測した数値を意外な人たちが活用しています。
(鹿児島地方気象台・地福淳一調査官)
「警察署から。交通事故があった時にその時の見通しがどうだったのか?見通しが悪かったのか良かったのかを距離で出してみてくださいということで」
改めて、黄砂の注意点を聞きました。
(鹿児島地方気象台・地福淳一調査官)
「見通しが悪くなる時もある。黄砂が濃いときは交通関係、車の運転は注意して欲しいし、火山灰は冬場は大隅半島に流れるので鹿児島市内の人はあまり気にしないが黄砂は中国大陸から飛んでくるので風向きに関係なしに来るときには来るので」
県内では26日までは注意が必要だということです。

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