ウクライナのステファニシナ駐米大使は、トランプ米大統領が米国製巡航ミサイル「トマホーク」など長距離兵器の供与に難色を示した後も、米国からの購入に向けた「前向き」な協議を進めていると述べた。

  ブルームバーグテレビジョンでのインタビューで「協議は継続中だ。米国からさらに軍事力を調達するため、多くの代表団が利用可能な資金の拡充に取り組んでいる」と指摘。「対象はトマホークだけでなく、他の多様な長・短距離ミサイルも含まれる。全体として状況は非常に前向きだ」と述べた。

ウクライナのステファニシナ駐米大使がブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えた

Source: Bloomberg

  ステファニシナ氏は2カ月余り前に駐米大使に就任した。主要任務の一つはトランプ氏との関係強化だ。

  ゼレンスキー氏は現在、ロシア領内深部を攻撃することが可能なトマホークなど長距離ミサイルの調達を目指している。ただ、トランプ氏は、トマホークは米国が発射する場合のみ有効であり、その予定はないと述べている。

  最近相次いでいるロシアによるウクライナのエネルギー施設への攻撃について問われ、ステファニシナ氏は「ウクライナにとって非常に厳しい時期だ」と応じた。

  その上で「ウクライナへの防空能力供与の拡充に懸命に取り組んでいる。われわれはこの冬も次の冬も耐え抜けるが、それが正しいという意味ではない」とし、ロシアへの圧力を緩めることは「(ロシアの)軍事能力拡大を容認するもの」と受け取られると警告した。

原題:Ukraine in ‘Positive’ Talks with US on Missiles, Ambassador Says(抜粋)

WACOCA: People, Life, Style.