ロンドンから来た(左から)スペイン人のアナさんと、イギリス人のクワイメさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本を訪れる外国人観光客が、旅行中に心に残る思い出として挙げることのひとつに、日本人との交流があります。言葉が通じなくても、なんとか助けようとする姿勢や、温かいもてなしは、多くの旅行者を感動させているようです。イギリスから来た2人組も、日本での滞在中に印象的な体験をしたといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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大阪や京都、名古屋も観光
イギリス・ロンドンで暮らす、スペイン人のアナさん。日本へ来るのは初めてで、10日滞在する予定です。一方、イギリス人のクワイメさんは2回目の訪日で、13日間滞在します。
「前回は東京しか行かなかったから、今回は大阪と京都へ。そして、名古屋にもジブリパークへ行くために1日だけ立ち寄ったんだ」とクワイメさん。前回よりも多くの都市を訪れることができ、とても満喫しているようです。
そんなふたりには、日本でとくに印象に残ったことがあるそう。アナさんは、旅の思い出をうれしそうに振り返ります。
「日本は清潔で整っているうえに、日本人はとても礼儀正しいと思ったわ。たとえばどこのお店でも、店員さんがニコッと笑顔で迎えてくれるの」
英語が話せなくても伝えようとしてくれる姿勢に感動
アナさんによると、対応が丁寧なのは店員だけではなく、道行く人たちも同じだそうです。
「ちょっと道を聞こうとすると立ち止まってくれるし、英語が話せなくてもジェスチャーで伝えようとしてくれる、親切な人が多いの。もちろん人によるけど、ロンドンだったら一瞥して終わりか、目もくれないか。まるで無視されているみたいにね」
たとえ英語が話せなくても、なんとか助けようとする姿勢に感動したのは、クワイメさんも同様です。
「英語が話せない人が多いとはいえ、そのなかでもちゃんと助けようとしてくれるんだよね。僕たちがスマートフォンの翻訳を見せると、どうにか伝わるよう一緒に考えてくれる。だから、困ることなんてほとんどないよ」
言語が違っても、「助けたい」という気持ちは伝わるもの。こうした日本人の姿勢が、旅行者にとって忘れがたい思い出になっているようです。これからも、日本で素敵な体験を重ねていってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
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