[27日 ロイター] – ロシア当局は27日、モスクワに向かっていた多数のウクライナの無人機(ドローン)34機を撃墜したと発表した。

その他の地域でも160機近くを撃ち落とした。この攻撃により少なくとも1人が死亡、5人が負傷した。

モスクワで大きな被害の報告はない。ロシアは民間への影響がない限り、自国領土内の被害状況を明らかにすることはほぼない。

国防省によると、今回撃墜されたウクライナのドローンは合計193機。うち47機はウクライナと国境を接するロシア南西部ブリャンスク州で撃墜した。

同州のボゴマズ知事は通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナのドローンがミニバスを攻撃し、運転手1人が死亡、乗客5人が負傷したと述べた。

これに先立ち、ロシア当局は27日未明、モスクワ市内にある4空港のうち2カ所が閉鎖されたと発表していた。ウクライナの無人機攻撃に防空システムが対応したためだとしている。

モスクワのソビャーニン市長は、モスクワ時間26日午後10時(日本時間27日午前4時)前から5時間で28機のドローンを撃墜したと、テレグラムに投稿した。

航空当局によると、2240GMT(同7時40分)から安全確保のためにドモジェドヴォ空港と小規模のジューコフスキー空港が一時閉鎖された。

ウクライナは、ロシアの戦争遂行に重要なインフラ施設を標的にしていると繰り返している。

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