2025年FIA-F1世界選手権第20戦メキシコGP予選が10月25日、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、タイトル争いのライバル勢が伸び悩む中、ランド・ノリス(マクラーレン)が後続に0.262秒の差をつけ、圧巻のポールポジションを獲得した。角田裕毅(レッドブル)はわずか0.012秒及ばず、11番手でQ2敗退を喫した。
ノリス並び、唯一、新品ソフトを2セット温存してQ3に進出したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、0.262秒差の最前列2番グリッドを確保し、チームメイトのルイス・ハミルトンが3番手に続いた。
ベルギーGP以来、7戦ぶり、今季5回目のポールを獲得したノリスは「かなり久しぶりだったから、本当にいい気分。あのラップは“何が起きたのか自分でもよく分からない”というタイプのものだった。走っているときは悪くない感触だったけど、タイムを見た瞬間、本当に驚いた」と満足感を語った。
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予選2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ポールポジションのランド・ノリス(マクラーレン)、3番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、2025年10月25日F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
沈んだタイトル争いのライバル達
選手権首位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、チームメイトでランキング2位のノリスに0.588秒の大差をつけられ8番手に沈んだ。
レッドブルはグリップ不足に苦しんだFP3を経て、マックス・フェルスタッペンのリアウイングを角田と同じ高ダウンフォース仕様に戻したが、逆転タイトルを狙う現役王者はノリスに0.484秒届かず、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に次ぐ5番手にとどまった。
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予選後、パルクフェルメに到着する10番手のオリバー・ベアマン(ハース)、8番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、5番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年10月25日(土) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
ウイリアムズ勢は明暗が分かれた。アレックス・アルボンがブレーキに苦戦して17番手に沈んだ一方、カルロス・サインツはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に次ぐ7番手を確保した。
アイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)は9番手、オリバー・ベアマン(ハース)は10番手に滑り込んだ。
過酷な高地環境、Q1から1秒以内の激戦に
気温は26℃、路面温度は49℃にまで上昇。気圧は781hPaと低く、空気密度の薄さがマシンのダウンフォースをおよそ22%削ぎ落とした。その結果、路面に押し付ける力が弱まり、グリップは大きく低下。さらに、現行カレンダーで3番目に短いコース全長が、特にQ1では深刻なトラフィックを生み、ドライバーたちのアタックを阻む要因となった。
Q1は、1回目の計測が一巡した段階で、全車が0.970秒以内に収まる大接戦。最終的にも、最下位フランコ・コラピント(アルピーヌ)とトップ通過ハジャーの差はわずか0.937秒に収まり、ミスやトラフィックの影響が順位に直結する緊張感の高いセッションとなった。
角田、マックスに迫るもQ3進出ならず
Courtesy Of Red Bull Content Pool
予選に向けてガレージで待機する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年10月25日(土) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)
角田はQ1の1回のアタックで、フェルスタッペンから0.363秒遅れの暫定16番手でノックアウト・ゾーンに沈んだ。
路面の改善が急速に進む中、トラフィックを嫌ったか、残り5分という早い段階で2セット目のソフトタイヤを投入。最終セクターでは自己ベストを更新できなかったものの、ラップ全体では初回を上回り、13番手でQ2進出を果たした。フェルスタッペンとの差は0.158秒にまで縮めてみせた。
Q2では1回目のアタックでフェルスタッペンに0.195秒差の暫定6番手。最終アタックでは自己ベストを更新するも、セクター1ではわずかにタイムを落とした。
その結果、暫定10番手に浮上するも、その後ピアストリに蹴落とされ、ハジャーにわずか0.012秒届かず、惜しくも11番手に終わった。フェルスタッペンとの差は0.211秒。8番手通過のアントネッリから12番手のエステバン・オコン(ハース)までの差もわずか0.064秒と、Q2でも再び紙一重の戦いが展開された。
決勝レースは日本時間10月27日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2025年F1第20戦メキシコGP予選リザルトPos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
14ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス1:16.8991:16.2521:15.58621
216シャルル・ルクレールフェラーリ1:17.0241:16.6581:15.84820
344ルイス・ハミルトンフェラーリ1:16.7361:16.4581:15.93821
463ジョージ・ラッセルメルセデス1:16.8951:16.5371:16.03418
51マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダRBPT1:17.0761:16.6051:16.07018
612アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス1:17.2911:16.7731:16.11818
755カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス1:17.1711:16.6071:16.17218
881オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス1:17.1581:16.7371:16.17420
96アイザック・ハジャーレーシングブルズ・ホンダRBPT1:16.7331:16.8041:16.25218
1087オリバー・ベアマンハース・フェラーリ1:17.0401:16.7871:16.46021
1122角田裕毅レッドブル・ホンダRBPT1:17.2341:16.81612
1231エステバン・オコンハース・フェラーリ1:16.9481:16.83715
1327ニコ・ヒュルケンベルグザウバー・フェラーリ1:17.2511:17.01615
1414フェルナンド・アロンソアストンマーチン・メルセデス1:17.2321:17.10315
1530リアム・ローソンレーシングブルズ・ホンダRBPT1:16.9611:18.07213
165ガブリエル・ボルトレートザウバー・フェラーリ1:17.4129
1723アレックス・アルボンウィリアムズ・メルセデス1:17.4909
1810ピエール・ガスリーアルピーヌ・ルノー1:17.5469
1918ランス・ストロールアストンマーチン・メルセデス1:17.6069
2043フランコ・コラピントアルピーヌ・ルノー1:17.6708
コンディション
天気晴れ
気温26℃
路面温度49℃
セッション概要
グランプリ名
F1メキシコGP
セッション種別
予選
セッション開始日時
2025年10月26日 (日) 06:00
サーキット
名称
エルマノス・ロドリゲス・サーキット
設立
1962年
全長
4304m
コーナー数
16
周回方向
時計回り

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